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『考える』でなく『感じる』

自分の感情とは「感じる」もので、頭で「考える」ものではありません。

実際に感情は「カラダの感覚」で感じています。

 

面白いもので日本語では、身体と感情がつながった表現がたくさんあります。

・楽しみ=胸が躍る、胸がワクワクする

・笑い =腹を抱える

・焦り =冷や汗が出る、胸がドキドキする、口が渇く

・悲しみ=胸が締めつけられる、胸が痛む

・嫌悪 =苦虫を噛み潰したような、胸がムカムカする

・不安 =胃が痛い、胃に穴が開く、胸がザワザワする

・恐れ =血の気がひく、手に汗握る、体が震える、肝を冷やす、背筋が凍る

・怒り =腹が立つ、腹の虫が治らない、頭に血が上る、腸(はらわた)が煮えくり返る

これは、ただの比喩ではなく、実際に「カラダ」に反応が出ることがわかっています。

昔の日本人は、このような感覚をしっかりとらえて言葉にしてきたのですね。

 

 

不快なときの心身や身体の状態を思い出してみれば、「胸元の違和感」「喉の渇き」

「胃腸の痛み」「体の不快感」などの感覚があったことがわかりますよね。

不安やストレスが続くと胃に穴が開くように、感情をカラダが感じて強い影響を受けるようです。

 

「感覚(五感)」と「感情」は密接に繋がっていて切り離せないものなのですね。


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