プロを支えるファンとプロが居て。
最近、今まで興味なかったものを見るようにしている。
例えば、野球。神宮球場で見た生のヤクルト戦はお祭りだったな。
リアルで見れば、ルールなんてよくわからなくても、周りの歓声が教えてくれるから、楽しめた。テレビで見ているよりも楽しい。
例えば、アイドル。time leszのオーディションが面白くて、派生してスタートロメンバーをYouTubeで見ている。
そして、アイドルを解説するプロがいるんだと知った。秋葉原ボーイズだ。
プロダンサーの視点で、アイドルのダンスを批評しながらも、自分たちのパフォーマンスだけで武道館に行った。
文芸はどうやったらそのジャンルと戦っていけるのだろうか?
小説を紹介する人は多い。それなりの人気もある。
けれど、創作者が、受け手のために手取りは足取り批評(解説)するのってどれだけあるだろう?
というのも、案外普通の人は物語論を知らない。貴種流離譚とか、創作界隈だと手垢がつきすぎているのに…。
そういう解説ものがあってもいいのでは?と思うのだ。知っている人がいたら教えて欲しい。
どうしてもテキストの批評となると、書評家や文芸評論家を思い出してしまう。
文体に特化したテキストで、創作にも役立つよなと思ったのは、『バズる文章教室』だ。
丁寧に文体がどういうものなかを、臨場感のある描きぶりで、楽しくかつ面白く伝えてくれている。こういう文体についてを、一般の人に届けるのって多くないのだ。
この、臨場感のある描きぶりっていうのがミソな気がする。
あんまり、批評について詳しくないからかもしれない。
文芸の中で批評をする人はたくさんいるけれど、業界の外側に向けてアンテナを向けている人がどれだけいるのだろう?
文体1つ1つの感動を、読みといたのが、
『本を読んだことのない32歳がはじめて本を読む』のような気がする。
読書のリアル感、高揚感をともに共有できる本だ。
最近はコンテンツが飽和している一方で、コンテンツのコミュニティはどんどん内へと篭っている印象がある。
一つのSNSで見えることはほんの一面でしかなくなってしまった。全容を捉えることなんてもはや誰にもできないのかもしれない。
過程を発信することがとにかく大切な時代な気がしている。『プロセスエコノミー』ってめちゃくちゃ売れてるんだな…
プロセスが見られるように、ファンと共に、プロさえも巻き込んで一つのコンテンツを作っていく。小説もそういうものであっていい気がする。
本だから、本でいけないことはなくて、もっといろんな媒体、動画やポッドキャストでやってほしい。
それができる人っていうのは、怪物のようなバイアリティの持ち主かもしれないけど。
来年は、ポッドキャストやります!
同人誌作ります!
ポッドキャストは、主に読書と創作のことを語る番組にするつもりだ。
同人誌は、エッセイ集と時間SFアンソロジーを作る予定。
やりたいことありすぎて、パンクしそうだけど、計画的にやっていきたい。
終わり。