#81 仲は良いけど「心理的安全性」が保たれていないチームとは?
「心理的安全性」とは
昨今「心理的安全性」の重要性が様々な場所で言われていますが、少し勘違いする方もいるようです。
私が企業さんのヒアリングをすると
「結構、うちの社員は仲がいいんです」
という所が多いです。
仲がいい=心理的安全性が保たれている
ではないんですね。
例えば「言いたいことを言う」状態が「不平不満」にとどまっていたり、「私が意見を言って和を乱しちゃいけない…」と、和を乱さないことが重要視されていたりしませんか?
忙しい経営者さんだと、社員たちの関係性の本質を見抜けなかったりすることもあります。
なので、社員さんに
「自分の考えていること、言いたいことが言えて、その意見が会社・チームに反映されている?」
と聞いてみてください。
答えがYesなら、心理的安全性は保たれていると言えると思います。
しかし、Yesの前にちょっと間があったりする場合、あるいはNoの場合は、しっかりと心理的安全性の場を整える必要があります。
仲はいいけど、心理的安全性が保たれていないと、表面的な関係性となり、全員が腹を割って意見を言うことができなくなります。
当社も最初はそうでした。
1対1で話すと、本音を言うので
「それ、みんなに言えばいいじゃん」
と言うと
「いやぁ~~…私なんかが言っても…」
なんてことは、しょっちゅうありました。
だって、怖いですもんね。
本音を言って、雰囲気が悪くなったら、自分も働きづらい…。
なので、ここを乗り越えることが大事です。
「反対意見を言っても、自分が疑問に思っていることを言っても、みんなから(とりあえず)『あなたはそう思うのね。じゃあみんなでどうしようか考えよう』と言ってもらえる場」
をつくる。
まずは、リーダーが宣言する。
せめて、会議・ミーティングの前に
「この会議では、誰の意見でも、バカにしたり、嫌な顔をしたり、すぐに反論したりしません。まずは、どんな意見でも、受け入れましょう」
と宣言するのです。
そして、リーダーさんは、全員の意見がしっかり言えるようにします。
意見を言っていない人がいたら
「●●さん、この間話してくれたこと、話してもらえるかな?」
などと水を向けます。
そうすると、ぽつぽつと話始めたりします。
心理的安全性をつくるということは、一人ひとりが自分の意見に責任を持つということでもあります。
正直、楽で楽しい道ではありません。
しかし、これをしっかり作ることが、自律型人財をつくり、会社の生産性を上げ、よりよい会社になる土台となります。
ぜひ、諦めないで、チャレンジしてみてください!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
◆メルマガ登録で無料動画セミナー!
以下より、メルマガ登録をしていただくと、
「指示ゼロ人財」が育つメール講座(全5回)のメールセミナーを無料で受講ができます。
指示待ち人材➡指示ゼロ人財になったヒントが盛りだくさんですよ♪