正社員制度の是非
noteクリエイターの花やです。今回は「正社員制度の是非」をテーマにお話をします。今日も最後までよろしくお願いします。
人工知能時代における正社員制度の廃止について
サラリーマン社会の到来と既得権益団体の誕生
私は、現在進行形の人工知能時代において、正社員制度を廃止する必要があると考えます。この考え方については、賛否両論あるかもしれませんが、論理的な議論が必要です。
私がこの結論に至った理由は、戦後の日本経済や社会の変化に起因しています。財閥解体により、サラリーマン社会が誕生し、年功序列・終身雇用社会が確立されました。そして、労働組合などの既得権益団体が出現しました。
解雇規制と「働かないおじさん」問題の存在
従来の正社員制度は、一度雇用したら簡単に解雇できないという解雇規制が労働基準法で定められているため、問題が生じています。具体的には、「働かないおじさん」と呼ばれる、高い給与をもらっても業務を遂行しない人たちが出現しています。
この問題は深刻であると指摘されており、全員がこのような状況に陥っているわけではないにしろ、改善が必要です。
人工知能の発展による正社員制度の不必要性
さらに、正社員制度を廃止するべき理由として、人工知能の発展が挙げられます。現在、日本は人工知能時代に突入し、あらゆる業界や職種に影響を与えるようになっています。この影響は非正規労働者に限らず、正社員にも及ぶものと考えられます。
事実、正社員が担っている業務でも、人工知能に代替可能なものが増えています。このような状況下では、正社員を雇い続ける必要性が低くなっているため、正社員制度を廃止することが社会的に重要な施策であると考えられます。
正社員制度の廃止に伴う施策の必要性
契約社員制度の拡充による「働かないおじさん」問題の解消
正社員に変わる施策として何が適切でしょうか?それは、契約社員に転換することです。契約社員は現在でも導入されていますが、これを正社員と派遣社員も対象にします。
つまり、派遣社員制度も廃止するべきです。この提案には、派遣会社から反発が上がる可能性があると思います。
全員を契約社員にすることにより、一年間の成果や成績に応じて、来年度以降も働くことができるかどうかが決まってきます。
そうなれば、「働かないおじさん」は不必要な人材となっていくでしょう。今後お話をする予定の「転職」にも関連してきます。
正社員制度廃止による雇用の流動性の向上
正社員制度を廃止することによる効果は、終身雇用や年功序列からの脱却だと思います。すでに終身雇用や年功序列からの転換を図っている企業は出てきていますが、全体としての割合と言えば、そこまで多くないのが現状です。
正社員制度を廃止することにより、より加速させていくべきだと思います。
また、雇用の流動性においても重要になります。雇用の流動性において、正社員制度は障壁となります。最低一年単位での契約となれば、積極的に業界を横断する人々が出てくると見ています。
自己研鑽|《けんさん》と正社員制度改革が求められる現代社会
唯一無二の存在としての自分を高めることが重要
自分を高めていくことが、国際社会での競争に勝つために不可欠です。守られた地位である正社員であっても、現状の制度のままでは極めて困難な時代に生き残ることはできません。
唯一無二の存在になるためには、自分をオリジナルのレベルまで高めることが必要であり、それによって他者との差別化を図る必要があります。それが出来れば、組織内で確固たる立場を築くことができるでしょう。
また、唯一無二の存在は組織改革においても重要であり、新しい価値観や知識を持った人材はより貴重です。
時代の変化に適応した正社員制度の改革が必要
現在の正社員制度は時代の変化に適応しづらく、制度の改革が必要です。非正規労働者との待遇格差改善にも大きく影響するでしょう。
同一労働同一賃金の実現も進展する可能性がありますが、人工知能の進化によっても大きな変化が訪れることは間違いありません。
正社員制度の廃止により、正規・非正規の区別がなくなり、より自由な働き方が模索されることが考えられます。しかしながら、この問題は賛否が分かれるものであり、国民一人一人が参加する議論が必要です。
現代の人工知能時代においては、雇用の流動性を高めるためには、雇用制度の改革が必要であることは確かです。正社員についても、専門家だけでなく、経営者や労働者を含めて議論する必要があります。
最後までご覧いただきありがとうございました。この記事への『スキ』と私への『フォロー』をよろしくお願いします。また次回お会いしましょう。noteクリエイターの花やんでした。