【エッセイ(ミニ)】本気にしちゃう。
移動でよくタクシーを利用します。
コロナ禍前には、お話し好きのドライバーさんによく遭遇しました。
ある日、女性ドライバーのタクシーに乗りました。50代くらい(に見える)のその方は明るくてお話好きで、よく笑う方でした。
このときのドライバーさんが私に話してくれた内容をまとめると
・私が乗る前に乗車したのは観光客の方だったそうで、あらためて
沖縄のどこがいいのかを考えていた
・やっぱり沖縄は『海』(という答えになり)大事にしないとね、とのこと
・ドライバーさんが好きな映画は『ゴッドファーザー』と『ローマの休日』
・オードリーヘプバーンは歳を取らないと思っていた
などなど。話題に一貫性がないようであるので笑、楽しくて私はその都度リアクションしていたのですが
どうやら私のリアクションが足りなかったようで
ドライバーさんが私に
「お客さん、声が小さいね。ご飯食べてる?」
と聞いてこられたので
もともと地声がちょーーー小さい私は
「いつもこんな(声の大きさ)ですよ」
と言うと
「ご飯あんまり食べないの?」
と心配されたのか、しっかり食べたほうがいいと、この後の話題は
・おいしい野菜炒めの作り方
・おいしいお味噌汁の作り方
になって、やっぱりお味噌汁の具はじゃがいもとわかめ、ネギにつきる
という結論に笑。
乗車時間は約10方~15分ほどでしたが、超楽しかったです。
代金をお支払いして降りるときにドライバーさんは
「お客さん、やっぱり(声は)そのままがいいねー。(小さいほうが)上品さー。」
と私に嬉しいお世辞まで☆
上品だなんて…
本気にしちゃうじゃないですか笑。
コロナ禍で飛沫感染防止のためこのような時間はしばらくありませんが
ドライバーさんとの時間も一期一会。
明日も頑張ろー、と思わせてくれるドライバーさんでした。
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