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【エッセイ(ミニ)】その人の言葉

北京オリンピック、カーリング女子準決勝・対スイス戦。

素晴らしいゲームでしたね!残り1試合も、ロコ・ソラーレの皆さん、悔いのないようにプレーしてほしいと思います。

そして、この一戦でも互いに声をかけあうシーンに、見ていて伝わってくるものがありました。


以前、

「ラブソングができるまで」という映画を観ました。

ヒュー・グラントが主演のこの作品(ヒューは大好きな俳優さんです)、
ヒューが演じるのは、かつては人気アイドルグループの一員として活躍していたけれど今ではすっかり落ちぶれてしまった歌手のアレックス。

ドリュー・バルモア演じる花屋の女性ソフィーと出会い、必要に迫られて、ふたりで曲を作り上げることになってやがて恋に落ちるというストーリーです。

ソフィーが作詞、アレックスが作曲を担当するという分担作業ですが、詞よりもメロディが大事だというアレックスにたいしてソフィーは歌を人にたとえて

メロディが外見なら、詞はその人の中身そのものだと主張したシーンがありました。


ソフィーが言うように詞、つまり言葉がそれを話す人そのものだとしたら、

この日本女子カーリングチームの皆さんが口にする言葉たちもまた、チームそのものなんだなと思います。


負けそうになったとき

諦めそうになったとき

そのとき口にする言葉に、その人自身、その人の人生や価値観が見えるのかもしれません。


勝っても負けてもいいし、諦めて休んで、次に行ってもいい。

自分が望む行き先へ、自分が口にする言葉が導いてくれるかもしれません。



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松本アニー
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