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【コラム】好みの言い回し

2月も残りわずかですね。

今日も総務省幹部の接待問題が報じられていました。緊急事態宣言一部解除について菅首相が記者会見を行わなかった理由について、夕方の記者団の質問に首相は「解除の最後までの状況を見極めて(一部ではなく)緊急事態全体について会見を行う」と答えられたようですが、それまでの会見で総理の長男から接待を受けたとする山田真貴子内閣広報官が司会を務めていたため、都合悪くなり急遽会見をとりやめたのでは…と勘ぐってしまう方も多いよう。

 もちろん接待問題の一連の流れはアウトだと思うのですが、他にも山田広報官が若い世代へ動画で仰ったという「飲み会を絶対断らない女」が話題にありました。山田広報官は飲み会を断らず出会いの機会を広げてほしいという趣旨で呼びかけたということのようですが、この一言がなかなかインパクトありますね。SNSでも飲み会を断らないのはワークライフバランスを重視している現代の考え方に逆行しているとの突っ込みもあったようですし、野党としてはこの一言から山田広報官の人間性が垣間見れるとして、接待の詳細を答弁するよう追及したいところでしょう。

がしかし。

感じている方も多いと思いますが、この山田広報官の一言は国民への公式見解?になるのかわかりませんが、ノミュニケーションの好きなおっちゃん(失礼)に向かって話すとウケる昭和的なリップサービスで、しかもそれを若い世代に話してスベってる(失礼)ようにも見えるんです。なのでスベったギャグに猛烈に突っ込むのもなんだかなーというか…(接待問題を突っ込まないということではないです)。

かつてのサッチャー首相の「鉄の女」、高田純次さんの「5時から男」も耳通りよくて印象に残りました。こういう「・・・の女」「・・・の男」という言い回しを好むのは国民性もあるのでしょうか。

そして同じ働く女性として、山田広報官が女性でありながら今のポジションまで来られたのはご本人の大変なご努力、ご家族や周りの方々の協力もあったのではないかと思います。それだけに今回の問題は残念に思います。


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松本アニー
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