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死後というのは

死んだらどうなるのでしょうか。

思えば私は、幼稚園児の頃から死にたがりでした。
ふとした瞬間、些細なことで、死にたいと思ってしまう。
親には怒られていました。
簡単に死にたいと言うな、と。

私は簡単に言っているつもりではありませんでした。
心の底から、本気で、死にたい。
そう思っているから言っていただけで。

中学の頃、飛び降り自殺をはかりました。
未遂に終わりましたが。
あの時死ねていたらよかった、なんてことは全く思わないです。
思わないような現在を歩めていて良かった。

けれど、死にたいという気持ちが心の根底にあることは変わりません。
昔のように「死ななければ」とか「死のう」とか、そういう気持ちになることは減りましたが、ぼーんやりと。
希死念慮は心を彷徨いています。

なんで死にたいんでしょうね。
死後の世界がどうなっているかなんて分からないのに。
その分からない世界に、行きたいだなんて。
そもそも死後の世界なんてものが存在するかすら不確定なのに。

あまりにも、現世がくるしいからなのでしょうか。

けれど、私はいま幸せです。
幸せであると心の底から感じています。

私の周りには、私を愛してくれている人間が大勢います。
おかげで、死のうと思うことは減りました。
私が死んだら彼ら彼女らが可哀想と思えるので。
なんとも自意識過剰な意見であることは自覚しています。
けれど、そう思えるほどに私を愛してくれる人々がたくさんいるのです。

そんなに幸せなのに。
希死念慮が蔓延るのは、もう、そういう性格なのでしょうか?

死にたくない、生きていたい。
そう思うことも昔より増えました。
いつかはこの気持ちが、私の9割ほどをしめてくれるといいな。
そう思います。

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