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アジのなめろう、鶏手羽と白菜の鍋仕立て〜平日メシ

別に仕事が嫌いなわけではなく、幸いにして楽しいし、やり甲斐のある職には就けているのですが、「休み明け仕事に行く」というのは、本能的に腰が重く感じるものです。

重い身体を何とか引きずって仕事に行き、夕方浅い時間には、「今日は無理せずそこそこの時間で帰って、徐々に正月ボケを回復させよう」と考えていたのですが、いざ気になることに手をつけ始めると、何だかんだ残業する流れに。

結局スーパーに寄って帰宅したら23時近く。
電車があってスーパーが開いているうちに帰れただけマシです。

久しぶりにアジのたたきパックを買って、今年の初仕事を家飲みで労うことにしました。
メシ、という時間でもなかったですし。
ただ翌日も早めに出社したいのでノンアルです。

さり気なくNEWアイテム登場

ネギは小口切りを容器に入れて保存してあるのをみじん切りに。
あとはおろしにんにく、味噌󠄀を加えてたたきます。
ここで、年末に親しい方から贈られたカタログギフトで注文し、年明けに届いた出刃包丁を初めて活用しました。
小出刃、というべきサイズですが、刃自体の重さは当然普通の包丁よりありますし、おろしたてということもあって刃に吸い付く感じがあり、なかなかの迫力。ちょっと緊張感ありますね。
事故を防いで楽しく料理していくために、今後、酒が入ったら出刃は握らない、という自分内ルールを課していこうと思います。

「たたき」と「なめろう」の中間くらいをイメージして、あまりトロトロにし過ぎずに、食感も残すくらいに留めます。
また、変に刃をこすったりこじったりしないよう、叩くときはまっすぐに刃を下ろし、叩いた身を寄せるとき、腹で撫でるとき、それぞれの動きは意識的に分けて、中途半端な角度で刃を扱わないようにします。

味噌󠄀を入れて叩いているので、付属の醤油ダレは風味付け程度にちょっと加えるのみで、あとは山葵醤油をつけていただきます。
本体を濃い味にし過ぎてしまうと戻せないので、薄味で足りなければ味を足しながらいただくように加減する、最近それを心掛けるようになりました。

温かいものも欲しかったので、鶏手羽と白菜だけで簡易的な鍋を仕込んでから、飲みに入りました。

鶏手羽先は関節で切り離して
白菜の白い軸部分はそぎ切りに

比内地鶏スープ、というレトルトのスープ、これ1に水2の割合で煮汁を作り、水から鶏手羽先を煮ます。
加えるのはおろし生姜のみ。
沸いたら白菜も加えてしばし煮て、味を見て少しだけ味醂を加えました。 
ここまで仕込んでから、家飲みスタートです。

初仕事お疲れ様でした

アジのたたきは形を整え、黄身を落とします。
小葱も散らして出来上がり。
めかぶ、らっきょう漬けを添えて、家飲み(ノンアル)で自分にお疲れさま。

おろしにんにくは一片の半分だけ入れたのですが、思ったより辛く感じたので卵黄で刺激を緩和しました。
アジの食感もある程度残せて、イメージ通りの仕上がり。
山葵醤油をチョン、でいただくのでちょうどいいくらいの味にまとめることが出来ました。
なかなかやるようになったね、自分、とひとり胸の内で褒めながら平和な家飲みタイムです。

途中から海苔で巻いていただきました。食べ切ってしまうのは一瞬ですね。

色々入れずにシンプルに

ノンアルコールビールを楽しんだ後は、鶏手羽先と白菜の鍋仕立て。
メイン素材は二つでシンプルに作りましたが、これをいただく頃に日付を越えました。

こちらは汁までいただくことを考えると、もう少し薄めても良かったかな、という味でした。
とはいえ、白菜を食べつつ手羽先をしゃぶりながら、鶏だしの効いたスープを味わう、ほっとできる味わいは美味しかったです。

これから忙しい平日も多くなると思いますが、負担にならない程度に、ちょっとひと手間かけてご飯(つまみ)を用意する、日々そんな風に好きな料理を楽しんで行けたらと思います。

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