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【UR賃貸の契約】

何でもそうだが契約とは大変な作業だ。

URも例外ではなかった。

UR申込に必要な書類

賃貸住宅入居申込書(UR都市機構指定様式)
 住民票の写し
 収入を証明する書類
ご契約に必要な書類等
 賃貸借契約書
 敷金(月額家賃の2か月分)
 入居月の日割り家賃および共益費
 実印および印鑑証明書(3か月以内に取得したもの)
 お越しいただいた方の本人確認書類(運転免許証またはパスポートなど)

 これを10日で行うのは大変だった。

実際大変だったのは僕よりも妹だったのだけど。近所に妹がいて本当に良かった。

この他にも引っ越しの準備として、引っ越し業者に見積もりをしてもらったり、着るものをクリーニングに出したり大変だったと思う。

洋服なども買い換えるとなると保険屋に被害の見積もりを出さなくてはいけない。

これには、前述したように購入日、金額などを書き出し、写真を1枚1枚撮って送らなければならない。

そして、査定され経年劣化による減額を受けてはじき出した金額を受け取る。

ここまでやる時間も労力ももったいない。

結論を言えば、クリーニング屋に取りに来てもらい洗ってもらう方が効率的だ。

しかし、全部をクリーニングに出すのも大変だったようだ。

コストもかなりかかった。

妹は、「お兄ちゃんこれ全部回収できるの?」と心配そうだった。

不安がないわけではないが、やるしかなかった。

この他、家だけ借りても暮せないのが障がい者だ。

介護用ベッドも必要だが、水没でダメになっていた。

どうするか・・・

また、僕が体力的に戻ってやっていけるのか?

僕を移乗するヘルパースタッフは、僕を新天地で抱えることができるのか?

70代の女性ヘルパーさんがとても心配だった。

お風呂は?トイレは使えるのか?

そもそも、おむつは取れるのか?

考えればきりがなかった。

つづく

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