給食という「楽しみ」
みーが小学校に通い始めて1週間ほどが経過しました。家を出る前にうじうじしていましたが、最近は近くの子と手をつなぎながら通っています。今週から学童も始まりました。
「学校どうだった?」と聞くと、必ず「給食、美味しかった~!」と言います。ちょっと元気がなかった時に「学校で何かあったの?」と聞くと、「パンが大きくて食べるのに時間かかった」と。今日も献立表をチェックし、「大好きなチーズのパンだ!」と喜んでいました。学校での一番の楽しみが給食のようです。
5年通った保育園でも、どの先生からも「ほんとよく食べますよね」と言われるほど、食べることが大好き。味覚もしっかりしていて、外食して味が気に食わないと絶対手を付けません。白米も「これ好きじゃない」と言い、厳しいです。A君の有機米をずっと食べ続けているからかもしれません。味覚音痴の僕とは大違い。
横浜市の小学校給食は、自校調理方式です(調理業務の民間委託は進めているようですが)。献立表を見ると、地場野菜の利用や伝統野菜の紹介などがされ、結構面白いですね。
僕も学校給食に関心を持って、いくつか調査し、発信してきました。
『日本の食と農の未来:「持続可能な食卓」を考える』では、小平市の行政とJAの連携を紹介。
『有機給食スタートブック: 考え方・全国の事例・Q&A』では、武蔵野市のこだわり給食を紹介。嬉しいことに売れ行き好調のようです。
また、PARC(NPO法人アジア太平洋資料センター)で制作したDVD『希望の給食:食と農がつむぐ自治と民主主義』。今年度のPARC自由学校では、「学校給食という希望」を企画。ご関心のある方は、ぜひ申し込みをお願いします。
学校給食をめぐっては、色々な議論があり、その意義や課題も共有されつつあります。が、「学校給食はこうあるべきだ」論ではなく、何よりも子どもたちが美味しいと実感し、楽しい時間を共有できることが大切だと、みーの姿を見て再認識しているところです。学校給食は子どものためにあるもので、これがスタートラインですよね。
ちなみに、みーは学童でもらえるお菓子も楽しみみたいです。「早く迎えに行こうか」と言うと、「嫌だ、お菓子もらえるんだから」と夕方まで学童に居座っています(笑)。食を楽しむ学校生活です。