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AIにさらさら負ける気がしない。そもそも勝ち負けではない。【AIの未来、私たちの行く先】
近年目覚ましい発展を遂げているAI技術。
もはや人間を超えるのでは?人間は淘汰されていくのでは?そんな声も聞こえてくる。
ですがね。私は全くそんなことはない、
と今のところ思う訳ですよ。
彼らには、五感がそろっていないから。
そもそも土俵が違うんです。
(2025年1月、記事を大幅改修しました)
AIの弱点と人間の持つ五感の優位性
そもそもChatGPTをはじめとする大規模言語モデルは、膨大なテキストデータを学習して、高度な言語理解を実現しています。
その知能は、医師国家試験にすら合格する程。これはシンプルにすごい。私にゃ~ムリさ。
しかし彼らは、テキストデータでしか情報をインプットできないので、アウトプットが「体験」を伴ったものではないんです。
なぜだか平然と嘘もつくことがあります。
(これをハルシネーションという)
要は「勉強しかしてこなかった奴」の究極系。
一生缶詰め状態で、延々とテキストで勉強しているだけの存在という訳です。
それに対して人間は、テキストだけでなく、
五感全てから伝わる情報を処理して、その膨大なデータを脳に学習させることができます。
目で見る、景色、文字、生物の姿、人の表情。
耳で聴く、環境音、音楽、人の声。
舌で味わう、食べ物、飲み物。 ひ…人の味?
鼻で嗅ぐ、自然の香、食物の香、人の匂い。
体で触る、自然、服の感触、人の温もり。
この五感で得た情報を、我々は生まれてこのかた、ひたすら学習し続けている。
その上で、私たちは現実の世界を通して「体験」をしているんです。
更にその先。
「体験」を積み重ね成長する「第六感」まで存在する。
この凄さ!果てしなさ!お分かりですか?
これが人間とAIとの、明確な差なのです!!
感覚を絞れば…?
AIにも、感覚を与える技術はすでに確立されています。
人の映像からそれが誰かを判断したり、感情を読み取ったり。更には体温など、人には見えないものを、映像から判断できたりもします。
ひとつやふたつの感覚に絞れば、AIはとうに人間の感覚を超えているのです。
人間には聞こえない周波数を判別したり、嗅ぎ分けられない匂いを判別したり。現在は人間の補助として、彼らは活躍を期待されています。
人間の感覚の補助・延長。
そもそもAIの土俵はこっちなんです。
完全に人を超えうるAIはありうる?
もし、彼らの優れた一つ一つの五感を、
すべて統合することができたら。
それを高品質な言語モデルに繋げ、情報処理・判断・学習させられたら。その時初めて、人間に限りなく近いAIができるのでしょう。
何なら、人間をはるかに超越しちゃってるんじゃ…
ターミネーターです。ヤバいっす。
ですが、その為に超えるハードルが非常に多いように感じます。
各々の感覚の互換性、情報処理の取捨選択。
五感を持つなら当然、受容体となる身体が必要となり、機械工学とも技術をすり合わせる。
エネルギー問題も無視できない。
そもそも受容体は機械だけとも限らない。培養した、ナマの肉体が混ざってたりして。
これまた果てしない。これができるなら、目の見えない人や、耳の聴こえない人の治療ができていてもおかしくない。
先に、そちらの技術が育つでしょう。
これから10年や20年で、ここまでAIは成長できるのか?
ちょっと難しいのではないか、と思います。
個人的には早く成長してほしいですけどね。
倫理観とか、そういうものも避けては通れないでしょうから。
ドラえもんは、しばらく生まれそうにないですね。ざんねんです。
私は専門家でも何でもない素人ですけど、
専門家の方はどう考えているのでしょうね。
意外とすぐできちゃったりしないですかね。
今の私たちがすべきことは何か?主体性を持て
五感を通して得た体験を大切にすることです。
好きなことをやりましょう。見て。聴いて。
味わって。嗅いで。触って。多くの体験をしましょう。人に会いましょう。
結局ここに帰結する訳です。
大成した偉人たちは、表現は違えど皆同じことを言っています。
例えば宮崎駿。
彼は自分の作品を何度も繰り返して視聴するファンを、あまり快く思っていないそうです。
子供の頃に一度見れば、それで十分だと。
自分の作品は、成長の過程でたくさん触れる体験の、たったひとかけらであればいい、と。
繰り返し視聴するヒマがあるなら、もっと別に、色んなことを体験しろ。そのようなことを言っていました。
五感を通じた積み重ねが、我々を誰とも比較できない、尊い一人の人間へ昇華させるのです。天上天下唯我独尊です。
この意識があれば、「AIが全部やるから人間の活動は意味がない」なんてことは当面の間、あり得ないです。
我々の精神と肉体は我々が思っているよりすごいんです。
AIがなければ、こんな事気づかなかったかも。
裏を返せば、五感をないがしろにして、体験をしようとしない人間。主体性を失ってしまった人間は、AIにとって代わられるという事です。
最早、勝つ負けるとかそんな次元の話ではない。
AIは人類にとって欠かせない「相棒」なのです。
AIの力を正しく、最大限発揮させるためには、
「主体性を持った人の力」が必要なんです。
だから私たちも、進化し続けるAIと対等な共存ができるように
進化を重ねていかなければならないのです。
五感が揃ってない・失った人は…?
問題ないです。
私の導き出した「感覚リソース保存の法則」によれば、現実世界での体験に、必ずしも五感全てが必要ではないことが分かります。
詳しくは続編である以下記事へ。
(アブダクションで導いた、仮説なんですけどね)
もしかしたら、この先
与えられなかった・失ってしまった感覚を、AIが補ってくれる。
そんな未来が当たり前になるかもしれません。
はんぱもの。アンタはどうなのよ?(蛇足)
ええ、ええ。今まで散々偉そうなことを書いてきましたが、まだ修行中の身でして、ハイ。
すんません!特段大した体験はしてません!
だって現代社会は縛りが多すぎるから!
がんじがらめなんすよ!みんなもそうでしょ?
でも、できる限りのことはしてますよ。こうして日々の合間を縫ってNoteを更新していることだってそうだし、常に勉強はしています。
友人との時間も大切にしてます。
あとは…色んな所に行けたらいいですね。今はまだ、近くの森林公園を散歩したり、駅周辺の飲食店を巡ったりしか出来ていませんが。
なんせ今は蓄財フェーズですから。
たま~に友人と遠出するくらいですね。
若いころから、Moneyがあれば!
コンチクショーー!!と思ったりもしますよ。
でもね。足るを知るという事。これが大事。
今の自分の、身の丈に合った事をすればいいんです。日々は思っているより、豊かです。
その上で、次のステージに向けて、自分を成長させていけばいいんです。
今は下積みなんです。不自由も、ストレスも、痛みも。成長には必要なことです。いつか役に立つと、信じています。
道のりは果てしないんです。歩き続けるしかないんです。
私は突き進みますよ。
せっかくこんな面白い時代に生まれたんですから。