見出し画像

やらかした時こそ正念場だ!!【ADHD・不注意/ASD・社会的コミュニケーション】

発達障害の特性によるやらかし。
どんなに気を付けていても、我々はそれをすべて避けることはできません。

起こるべくして起こるのです。
そこで悩んでも仕方がない。
それは宿命さだめと言っても、差し支えないです。

だからこそ、やらかした後の対応が、我々の命運をにぎる正念場なのです。

詰まるところ、
「ありがとう」「ごめんなさい」
をきちんと言いましょう、って話です。

自戒の念を込めて、語らせてください。
恥ずかしくてたまらないですが。



大抵の仕事に存在する、繁忙期。
いつものペースや流れで、仕事ができなくなる。
これだけでもかな~りきつい。

そんな中、
担当の仕事を全霊で終わらせて、ほっと一息。雑務をひとりで優雅に片付けていた。

その時だった。
半ギレの若手先輩が、突然私を呼びに来た。

そうだ。今日は延期に延期を重ねた
ミーティングがあるんだった。

メンバーが揃わないと、それは始まらない。
若手は当然、定刻前に余裕を持って会場入りしているものだ。

先輩は私を叱責しながら、会場に連れ立った。
私は身の毛がよだち、恐怖で震えた。

直ぐに、私はそんな感情をどこかに放り投げ、「失礼致しました」と謝る。もう一言、その場でお詫びの言葉を言ったが、それは覚えていない。


ミーティングはなんとか定刻通り始まった。すんでのところで他のメンバーを無駄に待たせずに済み、ヘイトを買うことはなかった。

結果的に、
私は呼びに来た先輩に助けられたわけだ。

前から苦手な先輩だった。
感情的に圧を掛けてくるから。
私が全部悪いと、分かってはいる。

だがもう少し、優しく呼びに来てくれてもいいんじゃないのか?
やり方が嫌いだ。
と考え始めた感情をまた、放り投げた。

違うだろう、今やるべきことは何だ?

鼓動が鈍く、大きく動き出し、指先が震える。
腹をくくる。意を決する。私は立ち上がる。

先輩に向かっていき、
改めて深々とごあいさつ

「すみませんでした。ありがとうございました。」

「はい、はい」と応えてくれた。


宿命さだめには負けたが、
自分には勝った。



この記事をここまで読んでくださった皆さん。
本当にありがとうございます。情けない話で、
すみません。
ですが、私にとっては大きな壁だったのです。

ASD気質を持っている人は、あまりに大きなストレスに直面すると、
頭がパンクしてドロップアウトしてしまいそうになります。

しかし、それではいけません。
この社会は、
誰かが尻ぬぐいをしてくれるほど甘くはない。

自分のケツは、自分で拭かなきゃダメなんです。

さもなくば、あなたが
本当はどんなに高潔な人間であろうが、腐った人間として見られてしまうでしょう。

皆さんの中には不注意特性や、社会的コミュニケーションの取りづらさに悩んでいる方もいるかと思います。

そんなあなたに向けて贈ります。
自分にも、言い聞かせながら。

あなたはきっと、
これから先もやらかすでしょう。
ですが気に病むことはありません。
それは宿命なのですから。

赦しましょう。
受け入れましょう。
立ち向かいましょう。

誰に何と言われようと、どう扱われようと。
自分にだけは負けないで。闘い続けてください。

自分に勝ち続ければ必ず、
あなたは胸を張れます。

はんぱもの より



いいなと思ったら応援しよう!