2段折か3段折か、それとも長傘か
いつか絶対に手に入れたいと思っていたもの。完全遮光の日傘サンバリア100。
こんなのを読んでしまったらもう買うしかない。昨今の殺人的な暑さの夏を乗り越えるためにも、サンバリア100はきっとマストアイテムだ。段違いの涼しさというものを体験してみたい。
このサンバリア100、とにかく人気者らしく入荷したそばからすぐに品切れになるとの噂。果たしてわたしは無事にゲットできるのか。
買えましたー!無事に届きましたー!!
さて、ここで問題です。わたしが買ったのはどれでしょう。
① ちょうどいいサイズで日常のおともに。最初の1本にどうぞ。2段折。
② 広げると大きく、たたむとコンパクト。お出かけの必需品。3段折。
③ 小さくて軽いので日差しが控え目な春や秋の外出に。長傘 S。
④ ふだん使う女性用雨傘と同じ大きさで真夏のお出かけも安心。長傘 M。
⑤ 日光から全身を隠せるほどの心強いたっぷりサイズ。長傘 L。
⑥ 超大判サイズの日傘でこれからは男性も日光対策。長傘 LL。
⑦ 興味がないので、どれでもいい。つまらんクイズを出すな。
正解は⑤でした(早口)。そしてもちろん⑦も正解です。
このコンビタイプのネイビー・竹手元。とても上品。
圧倒的に人気があるのは、2段折や3段折の折り畳みタイプなのに、どうしてわたしが長傘を選んだのか。ここで再び問題です。
① 折り畳みタイプが欠品していたから。
② 折り畳むのが面倒だと思ったから。
③ ①でも②でもない。とにかくもうつまらんクイズを出すな。
正解は③でした(超早口)。
現在はすでに2段折・3段折の商品は欠品が目立つけれども、わたしがサンバリア100のサイトを訪問した時には、ほとんど欠品もない状態で、選り取り見取りだった。旅行やお出かけに使うならば絶対に折り畳みがいいに決まっているのだけれども、会社員であるわたしは平日週5日の通勤が日傘のメイン用途である。朝夕にほぼ毎日使うものを都度折り畳む必要もなかろう、それよりも「日光から全身を隠せるほどの心強いたっぷりサイズ」という長傘 L のキャッチコピーが魅力的だった。さすがに LL になるとカラーバリエーションも少ないので、カラーバリエーションが豊富な中で最も日傘として効果を期待できそうな長傘 L を選んだというわけ。
現物は予想通り、しっかりとした傘の大きさと落ち着いた素敵なデザインで、ちょっと暑くなるのが待ち遠しくなってしまったほど。まだそこまで暑くないので段違いの涼しさは実感できていないのだけれども、とても心強いお守りを手に入れた気がする。
しかし、ここまで書いてきて、今、長傘で困りそうなケースを思いついてしまった。(もうつまらんクイズは出さないのでご安心を。)
まずは、昼間は晴れていたのに、帰宅時間にどしゃ降りの場合。夏場は結構な頻度で発生する現象である。人はそれを夕立と呼ぶんだよ。朝差してきたサンバリア100を手に持ち、会社に置き傘している雨傘を差して帰ることになるだろう。折り畳みタイプにしておけばサンバリア100はバッグに入れられたのに。
次に、会社帰りに飲みに行く場合。朝差してきたサンバリア100を持って飲みに行き、ビールを浴びるほど飲んで、お店にサンバリア100を忘れて帰ってしまう未来がわたしには見える。人はそれを酔っ払いと呼ぶんだよ。日の落ちた帰り道では当然日傘の出番はないのでサンバリア100のことを思い出すこともなく、家に帰って寝て起きて、翌日、家を出る時にサンバリア100のことを思い出す。絶望。折り畳みタイプにしておけばサンバリア100は会社を出る時にバッグに入れられたのに。そうすればお店に忘れてくることなんてなかったのに。お店に忘れてきたサンバリア100と果たして再会できる日はくるのだろうか。かわいいサンバリア100は誰かにさらわれていないだろうか。
そんなわけで長傘 L の購入からわずか数日、すでに2本目として2段折もしくは3段折の購入を検討し始めている。おいそれと買える金額ではないのでさすがに躊躇しているけれども、ほ、欲しい。
サンバリア100を紹介してくださった佐久間ゆいさんは「ちょうどいいサイズで日常のおともに。最初の1本にどうぞ。」の2段折を。
段違いの涼しさをレポートされているおとうふさんは「広げると大きく、たたむとコンパクト。お出かけの必需品。」の3段折を。
どうして2段折や3段折から先に欠品になっていくのかが今ならわかる。「日光から全身を隠せるほどの心強いたっぷりサイズ。」の長傘 L は同時に折り畳んでバッグに入れられないことによる様々なリスクを秘めていることも覚えておかねばならない。
ちなみに、サンバリア100は生地に撥水加工が施されているので雨でも使用はできるそうだけれども、あまり推奨はされていないみたい。そりゃあきれいなままで長く使いたいなら、日傘専用として使うのがいいに決まっているし、メーカーさんもそう願っておられるよね。
夏の日差しを恐れるあまり、夕立の発生確率の高さと、酔っ払い現象の発生確率の高さをすっかり忘れていたうっかり者のわたしにどうか宝くじが当たりますように。2段折か3段折も欲しいです。
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