【読書記録】古本食堂/原田ひ香
※あらすじ等なしで思ったことをそのまま書き連ねてます
原田ひ香さんの本は「三千円の使いかた」を読んだことがあって、どちらもページを早くめくりたくなるなあ。展開が面白い。
物語は現代のお話で、古本屋に訪れる人々の悩みや状況に合わせて古本を珊瑚さんや美希喜ちゃんが選んでくれるんだけど…出てくる古本が40年とかもっと本当に古くて実際にある本なのが良い。どの本も面白そう。
今流行りのFIREを目指す建文くんに選んだ「極限の民族」。世界が広がりそうだなあ。たしかに早期リタイアして畑をやりたい訳ではないよね(笑
このとき珊瑚さんが言った「あたしはどんな本にも学びがあると思う」という言葉が好き。自己啓発本や株式投資も立派な読書だし、一見仕事に直結しない小説もとても気持ちにゆとりをもたらしてくれることもある。
何十年も昔の話でも意外と今と価値観近かったりもするよね。河合隼雄先生の本とか。現代とはかけ離れた時代の本も学びや発見をくれることをこのお話を読んで思い出したなあ。
三千円〜と同じくこれも映像化の話が来てるんだろうなあ…。
続編が出てるようなのでそちらもまた読みたいと思います。
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