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糖尿病由来の網膜症には絶対なるな!

網膜症が発覚!


糖尿病網膜症とは、糖尿病の合併症の一つで、高血糖状態が続くことにより網膜の血管が障害を受ける疾患です。初期には自覚症状がほとんどないのが特徴ですが、進行すると視力低下や失明につながる可能性があります。

僕の場合、今年5月初旬の定期健康診断で眼底検査を受けた際に、糖尿病網膜症の初期段階であることが分かりました。日頃から視力に不安を感じることはなく、まさか網膜に異常があるとは思ってもいませんでした。この経験から、自覚症状がなくても定期的な眼科検診の重要性を痛感しました。幸い早期発見できたことで、すぐに適切な治療を開始することができました。

初期治療:レーザー治療

レーザー治療は糖尿病網膜症の標準的な治療法の一つです。この治療では、網膜の異常な部分にレーザー光を照射し、異常血管の成長を抑制したり、網膜の浮腫を軽減したりします。痛みはほとんどなく、外来で受けられる治療です。

僕は診断後すぐにレーザー治療を開始しました。治療中は眩しい光を感じましたが、痛みはほとんどありませんでした。(脳天にぐーーーーと来る所もありました)治療後は瞳孔を開く点眼をするので、一時的に視界がわるくなります。数週間おきに通院し、計4回のレーザー治療を受けました。右目の状態は終了しましたが、左目の症状があまり良くならなかったようです。

次のステップ:アイリーア硝子体内注射

アイリーア硝子体内注射 (東京医科大・茨城医療センターよりリンク)は、網膜の異常な血管新生を抑制し、網膜浮腫を軽減する薬剤(アイリーア)を眼球内に直接注入する治療法です。この治療は、網膜症の進行を抑え、視力の改善や維持に効果があるとされています。僕の場合、左目の症状がレーザー治療で十分に改善しなかったため、主治医からアイリーア注射を提案されました。レーザー治療だけでは対応が難しい症例や、より効果的な治療が必要な場合に、このような注射療法が選択されるそうです。正直なところ、眼球に直接注射することに不安を感じましたが、視力を守るために必要な治療だと理解し、受け入れる決心をしました。

治療のタイムライン

担当医との相談の結果、アイリーア硝子体内注射の治療日程が8月中旬に設定されました。この日程は、これまでのレーザー治療の経過を見つつ、僕のスケジュールも考慮して決められました。

治療までの準備や心構え

治療日まであと10日程ありますが、この期間を有効に使って準備を進めています。まず、担当医から指示された注意事項を守ることが重要です。治療前の間は、感染リスクを減らすために点眼薬を使用します。また、治療当日は電車での帰宅が厳しいため、友人に協力を仰いでいます。

正直、眼球への注射に対する不安は完全には拭えません。しかし、この治療の必要性と効果について医師から詳しく説明を受け、理解を深めることで、少しずつ心の準備ができてきました。また、同じ治療を受けた方々の体験談をインターネットで調べ、参考にしています。

治療後は一時的に視界が曇ったり、目の違和感が続いたりする可能性があるそうです。休職しているのが本当に良かったと思っています。

この期間を通じて、糖尿病の管理にも一層気を付けています。血糖値のコントロールを適切に行うことが、治療の効果を高め、回復を早めることにつながるからです。規則正しい生活と食事管理、適度な運動を心がけ、最良の状態で治療に臨めるよう努力しています。


まとめ

糖尿病網膜症と診断されてから、私の生活は大きく変わりました。最初は不安と戸惑いでいっぱいで、最初の数週間は腐ってもいました。適切な治療を受け、自己管理を徹底することで、少しずつ前向きな気持ちになれています。

この経験を通じて、定期的な健康診断と眼科検診の重要性を痛感しました。糖尿病網膜症は初期には自覚症状がほとんどないため、早期発見が非常に大切です。私の場合は幸いにも早期に発見できましたが、もし気づくのが遅れていたら、より深刻な状態になっていたかもしれません。

また、医療技術の進歩に感謝しています。レーザー治療やアイリーア注射など、効果的な治療法が存在することで、視力を守る希望が持てます。確かに治療には不安もありますし、健康保険適用とは言え高額です。医師を信頼し、前向きに取り組むことが大切だと学びました。あと何より大事なのは「闘う!」というモチベーションですね。先日、ダイエットに根性論は要らないって文章を書きましたが、頑張りどころですね。

同じような状況にある方々へ伝えたいのは、決してあきらめないでほしいということです。適切な治療と自己管理を続けることで、多くの場合、症状の進行を抑えたり、改善したりすることができます。そして、家族や医療スタッフのサポートを積極的に受け入れることも、治療を乗り越える大きな力になります。

最後に、糖尿病患者の皆さん、特に長年糖尿病と付き合っている方々に呼びかけたいと思います。あちこちで耳にタコができるくらい聞くことだと思いますが、たとえ自覚症状がなくても、定期的な眼科検診を必ず受けてください。早期発見・早期治療が、あなたの視力を守る最大の武器となります。僕は疎かにしていたので、遅くなりました。多分取り返しの着かないところもあると思います。健康管理に細心の注意を払い、充実した日々を送れることを心から願っています。

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Sean Mason
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