直観力(読書)
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直観力とは
「論理的な思考や意識的な観察を介さず無意識に意思決定や判断が行われること」
をいいます。
見たまま、聞いたままの情報を普通とは違うの経路で脳が処理し、理性が入る前に判断するという脳の意思決定をします。
脳の判断方法の一つです。
1 直観の正体とは
私たちが物事を「なんとなく」判断するとき、じっくり判断する時と脳で行われている情報処理プロセスが違います。
この「なんとなく」こそが直観の正体です。
「直観で決めよう」という人がいますが、そう思った時点で考えているのです。
2 「ブジャデ」でいつもから脱却
ブジャデとは誤植ではなく、デジャブの反対の言葉です。
デジャブとは「前にもどこかで見たような気がするという以前に体験したように思う錯覚」ですが、
ブジャデとは「いつも見ているのに初めてのように新鮮に思える感覚」です。
もっと言えばブジャデとは当たり前じゃない、普通じゃないと考え、普段から創意工夫することです。
日常生活やビジネスシーンで創意工夫することで直観から多数は同調バイアスや保守性バイアスを払拭することができます。
3 直観が当たる人は当たったことを覚えている
夜、寝る前に一日のうちに「なんとなく直観が当たった」や「思い通りになった」ことをノートに書き出すと直観に対するポジティブな自信をつけるトレーニングとなります。
自分の選択が当たったこと、直感がいい結果を生んだことに意識的に目を向けることが重要です。
4 大笑いすれば直観力アップ
バルチモア大学のアリス・アイセン博士が行った「笑いと創造性」に関する研究があります。
被験者を5つの行動を取らせた後の創造力のテストを行いました。
正答率を下記に示します。
①何もしないー16%
②数学の講義の映像を見るー11%
③甘いものを食べるー25%
④軽い運動をするー26%
⑤コメディを見て大笑いするー58%
大笑いした後が最も正答率が高く、何もしない場合の3倍以上となりました。
ストレスやネガティブ感情による脳の不安定な状態を軽減することで創造性はより発揮されやすくなります。
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