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選びし味噌

「だし入り味噌」を使わなくなって数ヶ月が経つ。できるだけ、あらかじめダシをとって(急ぎの時はダシ顆粒を使って)昔ながらのシンプルな味噌を使うようになった。

理想をいえば、自分で育てた大豆と自分で仕込んだ自然塩(海水汲んできて焚き火のエネルギーで沸かして煮詰めて作る、もしくは天日干しにして作る)を使って、自分の手で仕込んだ味噌、なんだけど。

さすがにこれは実現のハードルが高いので、ひとまずは市販の味噌で妥協している。

そして、今の時点のイチオシがこちら「マルサン 純正こうじみそ」。


この、時代の流れにも一切動じない、地味かつ堂々たる佇まいに一目惚れした。

業務用スーパーの陳列棚に並ぶ様々な味噌たちをじいっと見つめて、それぞれの味噌のあり方(味噌のbeing)を感じ取り、直感で選んだ。これが大当たり!

普通にしっかり美味しい。しかもお値段も手頃(300円でおつりがくる)。出汁はカツオ節でも煮干しでも、昆布でもいける。夫も娘も共に「最高の味噌!」とわが家で満場一致。

そういえば幼い頃、祖母が作ってくれていた味噌汁の味噌が手作りだったような記憶だ。飲み干した後、お椀の底に大豆の細かく粉砕されたのが溜まっていたのが印象に残っている。
このお味噌も、やや細かめの粉砕された大豆が底に残る。

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