【子育て】子どもの「振る舞い」の捉え方とは。
「あなたの得意技は何ですか?」と聞かれたら、迷わず「観察力です!」。と答えるJUNです。
日々、多くの子どもたちと接していると様々な気付きがあります。ありがたいことにその気づきは、自分を振り替えるきっかけをつくってくれるのです。振り返って大分思い悩んだことの1つに、
「自分が言っていることと、やっていることの違い。」
がありました。「そんなこと気にするな。」と言われたらそれまでなのですが、必要以上に囚われすぎて身動きが取れなくなるというのが僕なのです。
もちろん教師ですから、それなりの正論を振りかざす必要もあるでしょう。そして、子どもたちも賢いですから、「先生の思いは確かに受け取った!」と言ってくれるのです。
しかし、心から納得してくれているかというとそんな単純なものでもありません。
本日は、そんな話題。
「伝えるべきとこと」と、「伝わらない現実」をどのように解釈していくべきなのかについて書いていきます。子育てにも転用可能だと思いますので、考え方の1つとして一旦受け取っていただけると嬉しいです。
▶「教師」の意外な心理。
教師というものは大変やりがいのある職業ですが、大変怖い一面も秘めています。その1つに、
「自分の思い通りにしたいという秘めた思い。」
という欲求に気づいてしまうかもしれません。
「そりゃないよ。」ということを心を鬼にして言わせていただくと、「人生の成功法則」なんてのを一教師が知っている訳ありません。教師の口から出てくるアドバイスは、教師というよりもその「人」の経験則に基づくアドバイスなのです。
しかし、子どもたちを「幸せにしたい!」という願いがあることは間違いありません。だからこそ、余計に正論を振りかざしてしまうのです。
しかし、いくら正論を振りかざしたところで「受けとるかどうか。」は子ども次第。教師がいくら熱を込めて伝えたとしても「受け取ってもらえない。」「伝わらない。」なんてことはざらにあります。
そのような子どもに対する対応は別記事に書くとして、本記事では教師の助言を受け止めた上で、「行動に移してくれる子ども。」を対象として書いていこうと思います。
▶「振る舞い」の捉え方。
言うまでもなく、現在の学校は「集団行動」を求められます。だからこそ、教師も「集団行動を促す指示」を出しますし、「集団行動に適応してくれる子ども」をより良いお手本として取り上げるでしょう。
厳密に言うと、集団行動ができる協調性の高さは、「学校」という組織ではエースになりますが、社会に出ても同じように活躍できるかと言えば、そうでもない場合もあります。本当は、そのような事実も含めて、「『協調性』と『個性』のバランスをよく考えて助言をしていかないとな。」と思うのですが、それを語り出すとまた別の話になってしまうので、本題に戻りましょう。
この記事で話題としたいところは、「教師の指示をどのようなモチベーションで子どもは受け止めているのかを意識しないといけないよね。」ということです。
多くの子どもたちは、もちまえの社交性を発揮して、教師の意図を汲み取り、教師の前では求められていることを意識して「上手く振る舞ってくれる」でしょう。
僕のような弱小教師にも一応小動物程度の「権威性」があるので、子どもたちは、空気を読んで振る舞ってくれます。
ここです!ここ!
「空気を読んで振る舞ってくれる。」この状態をどのように解釈をするべきなのかをずっと思い悩んでいたのです。
しかし、長年の悩みにもついに答えを見いだすことができました。僕が見つけた出した答えは、
「人間関係は、人間関係の数だけある!」
ということです!
「人によって態度や行動を変えていたとしても、それは全て本当の『自分』なのです!」
もっと言うと、教師という『人物』や、学校という『環境』によって自分の『キャラ』や『行動』を変えることができるということは、
「望ましい『行動』を理解している。」
という証拠なのです!
もちろん、心は目に見えませんから子どもたちが何を考えているのかは「行動」からしか分かりません。しかし、「いつも周囲から求められている『行動』をとることができるか。」と言えば、それも難しい。
だからこそ、その子の一挙手一投足に「正しさ」だけの判断をするのは、ちょっと酷ではないでしょうか。「振る舞おうとしている。」という心掛けも含めて応援してあげたいものです!
▶まとめ。
本日は、「正しさばかり追いすぎて、過程を見逃していませんか?」という内容をまとめました。
言い訳ですが、大人側からしても「親」とか「教師」とか、立場における社会的プレッシャーがあります。
そのような過度なプレッシャーを感じすぎるあまり、「子育て界」は苦しいイメージがついて回っていますよね。
そんなときこそ、やはり「自分を見つめ直す。」という基本に立ち返りましょう。そして、「自分の軸」を再発見し、子どもにも「子どもなりの軸がある」と、思考を広げていきましょう。
きっと、少しだけ、子どもへの見方が広がり、自分にも優しくできるはずです!!
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