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ドイツの発酵食品10選!ザワークラウトだけじゃない発酵文化

こんにちは!はねうさぎです。

ドイツの発酵食品といえば、キャベツを使った「ザワークラウト」が真っ先に思い浮かぶかもしれません。

しかし、ドイツの発酵食品はそれだけではありません。

ビールやライ麦パン、チーズ、さらには伝統的な漬物まで、ドイツには発酵の力を活かした食品が数多く存在します。

発酵食品は腸内環境を整え、健康に良いとされる一方で、保存食としての役割も果たしてきました。

本記事では、最近日本でも注目されている「腸活」と発酵食品に興味のある私が、ドイツで食べられている10つの発酵食品を詳しく紹介し、その魅力をお伝えします✨


ドイツの発酵文化とは?歴史と特徴

発酵食品は、ドイツの食文化に深く根付いています。

冬が長く、食材を長期保存する必要があったドイツでは、塩漬けや発酵による保存技術が発達しました。

特にキャベツを発酵させた「ザワークラウト」は、古くからビタミンC不足を防ぐために重宝されてきました。また、ビールも発酵食品のひとつと言えます。

ビールやチーズなどは、発酵のプロセスを経ることで独特の風味が生まれ、種類も豊富です。

代表的なドイツの発酵食品

1.ザワークラウト(Sauerkraut)

参照:https://www.kuechengoetter.de

ザウアークラウトは、最も有名なドイツの発酵食品で、キャベツを乳酸発酵させたものです。シンプルながらも酸味と旨味があり、ドイツのソーセージや肉料理と相性抜群!

プロバイオティクスを含み、腸内環境を整える効果が期待されます。

乳酸菌が豊富で腸内環境をサポート
ビタミンCや抗酸化成分を含み、免疫力向上に◎
長期保存が可能で、常備菜としても便利

※ちなみに、紫キャベツを発酵させた「fermentierter Rotkohl」というものもありますが、一般的なRotkohl(ロートコール)は発酵食品ではありません。

2.ビール(Bier)

ドイツの発酵食品の代表格ともいえるビールは、天然酵母の発酵飲料で、多様なスタイルが存在します。

特に白ビールとも言われる「ヴァイツェンビール(Weizenbier)」は、小麦を使用し、フルーティーな香りが特徴です。

ドイツのビールは「ビール純粋令」に基づき、自然発酵
ビタミンB群やミネラルが豊富(ただしアルコールもあるので適量を!)
特にヴァイツェン(Weizenbier)は酵母が多く、腸内環境に良い
ノンアルコールビール(Alkoholfreies Bier)でも発酵の恩恵を受けられる

3.サワータイグブロート(Sauerteigbrot)-酸味のある黒パン

参照:https://www.zentrum-der-gesundheit.de/

ライ麦を使用したパンの多くは「サワードウ(Sauerteig)」と呼ばれる発酵種を使って作られます。これにより酸味が加わり、消化にも良いとされています。

天然酵母で発酵させたドイツの伝統的なパン
食物繊維が豊富で、腸内環境を整える
ライ麦パン(Roggenbrot)が特に人気
低GIで血糖値の上昇を抑えるので、健康志向の人にも◎

4.クヴァルク(Quark)-フレッシュチーズのような発酵乳製品

Quarkを使ったチーズケーキもドイツで人気 参照:https://rezepte.genius.tv

ヨーグルトとチーズの中間のような発酵乳製品。タンパク質が豊富なのに低脂肪で、朝食やデザートに使われるほか、パンに塗ったり、料理やケーキ作りにも活用されます。

滑らかでクリーミーな食感が特徴です。

タンパク質が豊富で、ダイエットや筋トレにも最適
低脂肪でヘルシー、クリーミーな食感が特徴
そのまま食べても、料理やスイーツにも幅広く活用可能

5.Buttermilch(バターミルク) – 発酵乳飲料

バターミルクはヨーグルトのような酸味を持つ発酵乳飲料で、低脂肪でありながらも高タンパク。爽やかな風味で飲みやすく、パン作りやスムージーにも活用されます。

私は、キッシュを作るときに使っています。

ヨーグルトのような酸味があり、低脂肪&高タンパク
乳酸菌が豊富で、腸内フローラを改善
パン作りやスムージーなどにも◎

6.Kefir(ケフィア) – 腸に優しい発酵乳

ケフィアは、ヨーグルトに似ていますが、より多様な乳酸菌や酵母を含む発酵乳です。整腸作用が高く、乳糖が分解されているため乳糖不耐症の人にも優しい食品です。

私の友人は、約30年ほど前にロシア?ウクライナ?のお婆さんから美容と健康に良いと言われて貰ったケフィアの種を自宅で培養して飲んでいます。ドイツのスーパーで売っているドリンクケフィアとはまた違った「本物感」があります(笑)

ヨーグルトよりも乳酸菌と酵母の種類が豊富
腸内フローラを整え、免疫力アップ
乳糖が分解されているため、乳糖不耐症の人にも◎

7.Schmand(シュマント)& Saure Sahne(ザウアーザーネ) – 発酵クリーム

ドイツ料理によく使われる発酵クリームの一種。コクのあるクリームで料理の風味を引き立てるため、スープやソースの材料としても人気です。

ドイツ料理によく使われる発酵クリーム系食品
シュマント(Schmand):脂肪分20~30%の酸味のあるクリーム
ザウアーザーネ(Saure Sahne):脂肪分10~15%で、より軽め
乳酸菌が含まれており、消化を助ける効果も

8.Gewürzgurken(ゲヴュルツグルケン)– ドイツの発酵ピクルス

参照:https://www.hengstenberg.de

「発酵きゅうり」の意味を持つ、ドイツ版ピクルス。一般的なピクルスとは異なり、酢ではなく乳酸発酵によって酸味が生まれます。

ドイツの市場やスーパーでもよく見かける、人気の漬物です。

乳酸発酵したキュウリのピクルス(お酢で漬けたものとは別)
ビタミンC・乳酸菌が豊富で、腸内環境に良い
ドイツのスーパーやマルクトで簡単に手に入る

9.ハルツァーケーゼ(Harzer Käse)

ハルツ山地発祥の強い香りを持つ発酵チーズ。低脂肪で高タンパク!強い香りが特徴で、特に健康志向の高い人々に人気があります。

チーズと言えばワインですが、ビールのおつまみにも合います。

発酵が進むほど香りが強くなるユニークなチーズ
低脂肪・高タンパクで健康志向の人に◎
ビールやライ麦パンとの相性が抜群

10.Kombucha(コンブチャ) – 発酵ティードリンク

日本でも人気が高まっている発酵茶飲料。日本の「昆布茶」とは全くの別物で、酵母と乳酸菌を含み、デトックスや腸内環境の改善が期待できます。

ドイツでも健康志向の人々に注目されています。

日本では人気上昇中の発酵飲料、ドイツでも注目されている
腸内環境を整え、デトックス効果がある
スーパーやBioショップで購入可能

まとめ

今回は、ドイツを代表する発酵食品10選をご紹介しました。振り返ってみると、乳製品の種類が多いのも特徴的ですね。

日本にも味噌や納豆、漬物など多くの発酵食品がありますが、ドイツの発酵食品はヨーロッパの風土や伝統、歴史が生み出した独自の魅力を持っています。

ザワークラウトやビール、ライ麦パンなどは、ドイツの食文化に欠かせない存在であり、今もなお人々の食卓に根付いています。

最近では、日本でもこれらの食品を手に入れやすくなっていますが、本場の味はまた格別。ドイツを訪れる機会があれば、ぜひ現地で味わってみてください!

🔽ブログで「ドイツで食べたいドイツ料理10選!」も発信しています。
興味のある方はぜひ読んでみてください✨




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はねうさぎ@旅するドイツライフ
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