モルドワインワゴン

モルドワインを上手に作るコツ

モルドワイン。
日本では、ホットワイン(ちなみにこれは和製英語で、英語ではモルドワインです)、もしくはドイツ語のグリューヴァイン、フランス語のヴァン・ショー、北欧のグレッグの名前で親しまれているかもしれません。
これ、ワインとスパイス類で作るホットドリンクで、クリスマスの時季によく見られます。
イギリスでは、マーケットなどで売ったりしていますし、スーパーマーケットではモルドワインのスパイスキットも売られています。ヨーロッパはどこもこんな感じじゃないかな。

そんな季節ということもあり、イギリスのフードマガジン、「BBC Good Food」のウェブサイトにあったのは、こんな記事。

モルドワインを上手に作るコツ
Top tips for mulling wine
http://www.bbcgoodfood.com/howto/guide/top-tips-mulling-wine

自分で上手にモルドワインを作るための8つのコツが紹介されています。
内容は以下の通りです。

01. 沸騰させない
モルドワインの作り方の基本は、材料をすべて鍋に入れて弱火にかけるだけ。このとき、沸騰させるとアルコール分がとんでしまうので、注意。

02. 好みのスパイスを
モルドワインはスパイシーさが特徴で、よく使われるのは、シナモン、スターアニス、クローヴ、ナツメグ。オールスパイス、カルダモン、ヴァニラ、ジンジャーを加えてもいいし、オレンジやレモンなどの柑橘類も合う。

03. リキュールやスピリッツは強くないものを
風味づけにリキュールやスピリッツは不可欠。間違いないのは、コアントロー、グラン・マルニエ、キュラソーなどのオレンジリキュール系。スロージン、ジンジャーワイン、チェリーまたはアプリコットブランデーもよし。

04. 砂糖はちゃんととかすこと
甘味もモルドワインの大事な要素。ちゃんととかすことが大事なので、鍋にかけるときに忘れずに入れること。後で味を調整するときも、とかすことを忘れずに。甘味を好みでつけたいなら、ハチミツやシロップなど液状のものを利用して。

05. 舌触りか見た目か
スムーズに飲みたいなら、スパイス類を布やお茶バッグに入れてから作ると便利。見た目をを重視するなら、シナモンスティックやオレンジの皮などは残しておいて、モルドワインと一緒に注ごう。

06. 赤ワインでも白ワインでも
モルドワインは赤ワインを使うことが多いが、白ワインでもおいしくできる。このとき、合わせるスパイス類や果物を若干変えたい。赤ワインにはリンゴや洋梨のジュース、クランベリー、ヴァニラがよく合う。一方、白ワインはエルダーフラワー、ローズマリー、タイムなどと相性がよい。避けたいのは甘口のスパークリングワイン。

07. 前もって準備を
モルドワインはクリスマスの時季によく飲まれるが、通常のレシピの場合、3カ月保存できるので、時間があるときに作っておくとよい。そうすると、クリスマス前のバタバタからひとつ解放される。

08. しっかりしたグラスに入れよう
モルドワインを注ぐのは、ハーフパイントグラスや小ぶりの把っ手のついたビールジョッキがよい。薄手の繊細なグラスは、あいにく向いていない。

私が初めてモルドワインを飲んだのは、かれこれ20年以上前でしょうか。
学校が終わってなんとなく青山に出て来た時だったか仕事帰りだったかで、東京・表参道のアンデルセンにパンを買いに行った時。
買い物を済ませて外に出たときに、入口近くにいらしたお店の方にすすめられて飲んだのがモルドワインでした。記憶が定かではないのですが、紙コップで2〜300円だったような。。。
名前は知っていたけれど、飲んだことがなかったので、じゃあ、と。
温かいワインがうまくイメージできず、期待していなかったのが、スパイスとオレンジの風味がじわっとしみて、とてもおいしかった!
その日は、クリスマス直前の本当に寒い日で、日も落ち、吐く息も白く、余計に温かい飲み物がしみました。

匂いって記憶がダイレクトに呼び起こされ、香りや味わいがまざまざと思い出されてしまいました。

私自身はモルドワインを作ることは滅多にないのですが、寒さをしのぐにはうってつけの飲み物。さてと、作ろうかな〜。


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