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気になるクリエポ出展費用!準備物全て一覧で公開します!

「クリエイターEXPOに出展してみたい!」けど、どれくらいお金がかかるんだろう…?
費用やブース装飾、備品などの準備物、費用負担がキツイ方のための補助金制度など、第13回クリエイターEXPOに出展した実体験をもとにご紹介します!
またクリエイターEXPOに出展するか否か迷っている方のために出展したら成果が出る方、出ない方の特徴も個人的な見解でお伝えします。

ブース出展とは?
申し込みすると、イベント会場内に小スペースが与えられ、商談ができます。ルールに則って装飾し、自己アピールが可能です。衝立の前に自分の席と商談席のイス2脚、テーブル1台も用意されます。(追加も可)


この記事で分かること
クリエイターEXPO出展で準備する物
・クリエイターEXPO出展で必要な予算
・ブース作りの方向性の決め方
・クリエイターEXPOに利用できる補助金制度
・クリエイターEXPOの出展をオススメできる人、できない人の特徴





準備物と費用一覧

まず、おおよその予算を確認してから出展を決めたいですよね。
以下、私が出展した際、準備した物と費用の一覧です!
お住まいの自治体に補助金制度があるかもしれないので、それを加味してご自身のお財布と相談してみてください。


$$
\begin{array}{|l|c|l|} \hline
準備物 & 個数 & 金額 \\ \hline
クリエポ出展料(角ブース)& ー & 192,500円 \\ \hline
タペストリー& 1点 & 16,170円 \\ \hline
パネル& 6点 & 14,756円 \\ \hline
パンフレット& 400部 & 46,080円 \\ \hline
名刺& 400部 & 5,230円 \\ \hline
アクリルスタンド& 1点 & 3,040円 \\ \hline
アクリルキーホルダー& 1点 & 1,700円 \\ \hline
コンビニプリント(装飾、料金表)& 26枚 & 1,680円 \\ \hline
折り畳みラック& 1点 & 3,890円 \\ \hline
パンフレットスタンド& 1点 & 550円 \\ \hline
名刺スタンド& 1点 & 110円 \\ \hline
アクリルキーホルダースタンド& 1点 & 110円 \\ \hline
両面テープ& 2点 & 220円 \\ \hline
マスキングテープ& 1点 & 110円 \\ \hline
S字フック& 2点 & 110円 \\ \hline
貯金箱(貴名受)& 1点 & 110円 \\ \hline
ポスタースタンド& 1点 & 978円 \\ \hline
ハサミ& 1点 & 省略 \\ \hline
ガムテープ& 1点 & 省略 \\ \hline
iPad& 1点 & 省略 \\ \hline
モバイルバッテリー& 1点 & 省略 \\ \hline
名刺入れファイル& 1点 & 家にあるもので自作 \\ \hline
段ボール箱の目隠し用の布& 1点 & 家にあるもの \\ \hline
ゴミ箱用のビニール袋& 1点 & 家にあるもの \\ \hline
ホテル+新幹線(びゅうトラベル)& ー & 47,900円 \\ \hline
電車代(新橋駅~ビッグサイト)& ー & 388円 \\ \hline
備品の搬入、搬出& ー & 11,220円 \\ \hline
食費(4泊3日)& ー & 省略 \\ \hline
& 合計 & 346,852円 \\ \hline
\end{array}
$$

以下、準備物の説明をします!


クリエポ出展料

「出るからには絶対案件獲得したい!」と思ったので、角ブースのオプションを付けました。
角だと側面の装飾が出来て、目に留まりやすいですね。
そのため、普通に申し込むより若干お高めになります。
今、申し込むと2023年の時よりお高くなってるので、ご注意。


ブース装飾

タペストリー、パネル、A3~A4のコンビニプリントで衝立や折り畳みラックを装飾しました。
来場者に「どんなイラストが描けるのか一瞬で伝わること」を前提になるべく費用を抑える方法を考えました。
ブース作りのポイントは、別の記事で詳しくお伝えします。


パンフレット、名刺

木製の折り畳みラックの一番上にパンフレット(ポートフォリオ)と名刺を置きました。

夏の開催より大分出展社数が少なかったので、そんなに捌けないだろうと思い、400部に抑えました。
実際、少し余るくらいで丁度いい部数でした。
段ボール1箱に収まるので、開催中は自分の席の脇に布で目隠しして置いておけました。

折り畳みラックは、安くて一番背の高いものを探して購入。
詳しい理由は別記事で解説します。

パンフレットスタンド、名刺スタンドなどの什器は、100均で購入。


グッズサンプル、iPad

アクリルスタンド、アクリルキーホルダーは、私がグッズイラストのお仕事を受けたいと思ったので、サンプルとして用意した物です。
グッズイラストのお仕事に興味がなければ、必要ないと思います。
ご自身がお仕事したいと思っているジャンルのサンプル(文具、装画など)を用意してアピールするのも有効かと思います。

iPadでアニメーション実績を流しました。
「アニメーション実績」と書かれたコンビニプリントを段ボールに貼り付けて手作りPOPを作り、iPadにくっつけました。
一日中つけっぱなしなので、15時くらいに充電が切れ始めて、モバイルバッテリーで充電しつつ対応しました。


名刺ファイル、貴名受、料金表

名刺ファイル

SUKIyakiさんのポストを参考に名刺ファイルを作りました!
ルーズリーフにトレカのスリーブを貼り付けたものです。
サイドの空きスペースに商談内容を書きこめます。
これがなかったら、誰とどんなお話したか分からなくなってたと思います…!
開催中とっても大活躍したので、ぜひ作ってみてください!
足りなくなったら、その場でページを増やせるのも便利ポイント!
(SUKIyakiさん、素晴らしいアイデアをご共有頂き、ありがとうございます…!)


貴名受用の貯金箱(ダイソー)

貴名受は、休憩で離席した際に商談にいらっしゃった方が名刺を置いておけるように設置しました。
100均の貯金箱にネットプリントで「貴名受」と書かれた紙を貼り付けて作りました。

料金は、よく聞かれる質問だと思ったので、料金表を用意しました。
自分が対応できるイラスト、アニメーションのおおよその値段を書いたものを20枚ほどコンビニプリントで準備。
実際、高確率で聞かれたので、準備しておいて良かったです!


ホテル、新幹線

宿泊費と交通費は、お住まいによって異なると思います。
私は宮城県住みのため、新幹線で東京へ行き、そこから電車を使って会場周辺のホテルに泊まりました。
ホテルから会場までの移動は徒歩圏内で楽チンでした。

開催の半年前に新幹線とホテルのパックで予約すると、早割りを利用できます。
開催の前月あたりに同じパックを見てみたら、倍のお値段だったので、早めの予約をオススメします…!

私はいつも東京へ行くときは、びゅうトラベルを利用しています。
他のパックと比較すると安く感じます!

注意
数カ月前に申し込みすると安いんですが、それだけでは予約確定になりません。確定になるのは、出発の1か月前に予約結果のメールが来て、確定ボタンを押して完了となります。これを押し忘れてキャンセル扱いになったことがあるので、気を付けください…!


搬入、搬出依頼

クリエイターEXPOと提携している物流サービスの会社に搬入、搬出を依頼しました。
申し込み方法はクリエポ運営からメールが届きます。
申し込み締め切りは、開催1か月前。

搬入の集荷は、1週間前に来てくれて、ブースに置き配してもらえました。
搬出時は、段ボールをブースに置きっぱなしにしてOK。
支払いもブースまでスタッフさんが来てくれて、カード払いで完了しました。
開催中は疲れ果てるので、搬入搬出作業を楽にしておいて良かったなあと思いました!


飲食

ビッグサイト周辺には、サイゼリヤ、ココス、マクドナルド、コンビニがあるので、食べ物には困りませんでした。
ビッグサイト内にもコンビニやカフェがあるので、昼食も取りやすいです。
あと、ゆりかもめで4駅のアクアシティお台場というショッピングモールにもレストランがあります。


開催までの準備スケジュール


↓2023年のクリエポ前の私のスケジュールです!クリエポ全体の動きも混じっています。


3/4      クリエポ申込み
7月      クリエポ領収書発行依頼(補助金制度利用するため)
8月    新幹線+ホテル予約
9月中旬  出展者専用サイト登録
9月下旬  クリエポレポで情報収集、ブース位置変更の連絡が来る
10月上旬  方向性とブースイメージ考える、出展社検索サイト仮掲載
10月下旬  SNSに招待リンクを載せて宣伝
11月中旬  タペストリー・パネルなど制作開始、印刷所に見積り依頼
11月下旬  補助金制度を申請、印刷入稿、開催までほぼ毎日SNS発信、 企業へ招待メール、出展社検索サイトのブラッシュアップ
12/5    搬入日 午後ブース設営
12/6,7,8   開催当日


これはヤバいスケジュールなので、真似しないでください笑

制作はもっと早めにやった方が絶対いい…。
同人活動をやってた身なので、印刷発注は慣れており、トラブルなく進めたのですが、慣れてない方は余裕をもって1か月前に入稿した方が安全です…!
印刷所から戻しがあった場合、発送が遅れて搬入が間に合わない危険性があります。

他の反省点は、招待メールも早く送った方が良かったと思います。
ポートフォリオ用の新作も一緒に送付したいがために送るのが遅れました。
遅くとも11月頭くらいには送った方が良いなと思います。
(クリエポに行くのに会社内で出張申請とかあるかもしれませんし。)

上記のスケジュール内で特に大事なことをピックアップして解説していきます!


情報収集

ブースイメージを固めるために色んなブースを見るのは大事です!
私は出展する前、クリエポに行ったことがなかったので、過去の参加者のクリエポレポートは参考にさせて頂きました。
特に自分と同じジャンルのブースを探して参考にするのが近道だと思います。
Xでも「#クリエイターEXPO」で検索すると、レポや告知などが見られるので、参考になります。
成功談が多いですが、失敗談も含めて読むと、どんなブースが企業に刺さるのか分析しやすくなると思います。


ブースの方向性を決める

まず自分は何の仕事をしたいのかを決めます。
発注者側としてブースを見た時、どんなイラストを依頼していいのか一瞬で分かるブースだと依頼がしやすいと思います。

例えば、
①ちびキャラと劇画調のイラスト両方飾られたブース
②ちびキャラだけのブース
2ブース並んでいて、ちびキャライラストを発注したい企業が来た場合、②ちびキャラのみのブースの方が専門性が高く感じられて、依頼したいと思うはず。

絵柄が複数あってもキャリアが長くて実績がある方、知名度がある方、超絶画力がある方は、信頼や権威性、属人性などの強い武器があるため、例外です。
それくらい強い何かがない人は、専門性を感じるブース作りが良いんじゃないかなと個人的には思います。


出展社検索サイト

クリエポ公式サイトです。
開催前に出展社が情報を入力して、どんな出展社がいるのか検索できるようになっています。
これが侮れないので、しっかり情報を載せておくことをオススメします!
ここに載せていた情報を見て、商談に来てくださった企業様が複数いらっしゃったので、アピールしたいことはどんどこ載せておきましょう!


補助金制度

私は、商工会議所の最大10万円の補助金制度を利用しました。
振り込みはまだですが、10万円もらえる予定です。(2024年2月現在)
2か月後には振り込みされました。感謝…!
利用するには入会しなくてはいけないので、会費分を差し引くと、約9万円ですね。
出展料の半分近く補助してもらえるのは、本当に助かります…!

私が利用した制度は、小規模事業者持続化補助金とは別のもので、地域限定の制度だと思います。
お住いの商工会議所や役所のサイトで調べてみて、利用できる制度を探してみてください。
窓口の方に問い合わせるのが早くて分かりやすいかと!

私の場合、制度を受けるために申請書の提出しました。
以下、記載項目の例です。
・出展料
・旅費
・商談結果実績
・領収書
・ブース写真
ブース写真やブース来場者数などを開催当日の記録が必要でした。
またこれからも成果報告をしなければいけないので、手間はかかります。


出展をオススメできる人、できない人

結論から言うと、
オススメできる人 :企業案件の実績がある人
オススメできない人:企業とお取引をしたことがない人

何故かと言うと、発注する方は安心して仕事を任せられる人とお仕事したいからです。
連絡が途絶えたり、指示通りの修正をしてくれなかったりすると困るので、既に実績がある人ならそんな心配はいらないだろうと思えます。

出展したいけど実績がない人は、どうすればいいのか?
クラウドソーシングサイトに個人以外に企業の方が依頼する場合もあるので、そこで企業案件の実績を作りましょう!
ポートフォリオに載せられる実績公開可能な案件が2~4件程あると良いかと思います。
(公開不可の案件は、見せられないので載せちゃダメですよ)
クラウドソーシング以外に知り合いのツテで依頼を受けるのもいいかと。

個人依頼はダメなのか?という疑問もあると思います。
私の考えとしては、企業案件でないと信用してもらえないと思います。
報連相や指示に従うことに加え、守秘義務をちゃんと守ってくれるイラストレーターを選びたいと発注者は考えるので、個人依頼だと守秘義務がない場合もありますから、企業案件の実績の方が信用が高まると思います。


まとめ

出展料だけでもすごく高いし、ブース作りにもお金がかかるので、出るからには絶対案件取りたいですよね…!
なので、ご自身のベストな方法を模索してみてください。
私の方法が全ての人に当てはまる方法ではないと思うので、「良いな」と思った部分を真似て、「これは違うかも」と思ったものはやらない選択をするといいかなと思います。

私は、一般でクリエポに行ったことはなかったのですが、出展する前に実際に行ってみることをオススメします!
会場の雰囲気や惹きつけるブースを観察してみてください。
色んな気づきがご自身のブース作りに活かせると思います。

次回はクリエイターEXPO2023冬レポ【ブース編】です!

繋がりたい企業の方に目をとめてもらえるブース作りのコツをご紹介します!
フォローして更新を待ってて頂けるとうれしいです🌷

前回の記事はこちら

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羽倉ぽこ | イラストレーター
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