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詩「素敵な夜」

 台風が無事に通過してくれた夜
自室の窓を開け放していると、家の前の道をカップルらしき若い男女が通り過ぎていく
日常の愚痴だか誰かの噂話だかよく分からないような話を楽しそうにしながら

 彼らはどこに向かっているのだろうか
このまま、この後、これから
どこで愛を確かめ合うのだろうか
いやもしかしたらそれすらしないのかも

 素敵な夜を祈っている
いらいらとストレスで凝り固まった頭でも
そのぐらいのことはできる

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