汚してしまうのがもったいない
今日は午前中、工事が終わりようやく使えるようになったばかりの4階のトイレがどんな感じなのか確認してきた。
昨年11月から始まった施設の修繕工事の影響で、明日から3階に入所している重度障碍の利用者さんたちが反対側のフロワーに降りてくる関係で、私たちが居住する階のトイレが使えなくなるからだ(詳しくは1週間ほど前に上げた記事『ついにその時がきた』を参照)。
トイレの中は、施設に実習に来ている学生さんに案内してもらった。
いやあ、ビックリした。それまで手前側の二つの個室が和式で、1番奥の個室だけが洋式だったのが、手前側の二つも含めて三つとも全て洋式になっていた。しかもどの個室にもセンサーがついていて、水も自動で流れるようになっていた。さらに水道もスペースがとても広くて使いやすそうだった。
新しくなったばかりというのもあるが、全体的にとても綺麗なトイレに生まれ変わっていた。汚してしまうのがもったいないぐらいである。だからその期間中私は1階のトイレをメインで使うことにしようと思っている。
その後すぐ、午後からの調理のプログラムの買い物に行くことを、職員室の職員さんに伝えに行くのに、昨日から宿直室の前に設置されたインターフォンを初めて使った。
形はもちろん、ボタンを押した感じも、「ピンポーン」という音も、まさに普通の家にありそうなインターフォンだった。それこそ姉の家にもこれと同じようなインターフォンがある。姉の家に居るのかと錯覚して、「ゆうくん(現在4歳になる甥っ子)、おばちゃんだよ、あーけーて」と宿直室の前で口走らないように気をつけなければ(いや、さすがにそれはないと思うが)。
プログラムが終わった15時頃から、あちら側とこちら側のフロワーを隔てる扉を着ける工事が本格的に始まった。いよいよこの階のトイレはもちろん、洗面所や談話室や職員室への行き来ができなくなった。
この記事を書いている今現在、まだ完全に封鎖はされていないようだが、それでも今夜からは封鎖されている艇で生活してほしいとのことだった。
もう泣いても笑っても明日からは完全に施設での生活環境がガラッと変わってしまう。