いばらの道を選んだのは
あなたを忘れるためだった
それでも悲しみを許したのは
忘れられなかったから

 全てはあなたのため
それはあなたももちろん私自身もしばりつける呪いの言葉だ
誰かのために生きられるような技術もスキルも持っていない私が言える言葉ではないのかもしれない

 もはやこの苦悩は甘い苦しみではなく、引き換えにしてしまった大きな物たちを取り戻すための償いなのだろう
恋なのか愛なのかはもう関係ない


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