「新登場」という言葉の響きが怖いという話
その言葉の意味はそれほど怖くないのだが、その言葉の持つ響きが怖いと感じることが私には多々ある。
その一つが「新登場」という言葉だ。
子どもの頃、おもちゃのCmなどで「○○が新登場」とナレーションで言われる度に、いつも胸がぞわぞわするような感覚を覚えていた。
うまく言い表せないのだけれど、「新登場」という言葉の響きには、なんかこう、上から押さえつけられるような圧迫感のような恐怖を感じるのだ。
「新登場」とは、新しく何かが登場する、あるいはしたということなのだから、ぜんぜん怖い言葉ではないはずなのに、なぜその言葉の響きが怖いと感じるのだろうか。それは自分でもよく分からない。
今回noteからのメールで、「noteポイント機能が新登場」というようなタイトルを読んだ時、やはり今でも「新登場」という言葉の響きが怖いと感じたので、こうして記事にしてみた。
他にもそのような言葉はたくさんあるのだが、今パッと思いつかないので、また思いついた時に書きたいと思う。
それにしても、言葉の持つ響きが怖いと感じるのは、生まれつき全盲であることと何か関係があるのだろうか。深く調べてみたいとは思わないまでもちょっと気になる。