そうだ!クックロビンだ!
施設のPc補習の授業でワードの課題を片付けていた時だった。
ページ設定で文字の段組を2段にする課題の例文に出てきたのが、「コマドリのお葬式」だった。
その詩をなんとなく読み進めていてはっとした。
というのも、ちょくちょく聞かせてもらっている「礫の楽音」という朗読配信の中で、詩人の平川綾真智さんが「コマドリのお葬式」を朗読していたのを聞いたことがあったからだ。リズミカルだけど、どこかダウナーさが残る余韻が今でも印象に残っている。
平川さんの朗読で聞いた「コマドリのお葬式」を、パソコンの画面音声読み上げソフトを通した文字として読むとこうなるのかー!と、ワードの課題そっちのけで一人感動していた。きっとこれを点字で読んだらまた違った感動を覚えるのかもしれない。
ところで「コマドリのお葬式」って誰の作品だっけ?
ふと気になって授業中にも関わらず、こっそりインターネットを立ち上げて、「『コマドリのお葬式』、概要」と検索してみた。
クックロビン
検索してすぐに出てきたその言葉に再びはっとした。
そうだ!クックロビンだ!
そういえば「礫の楽音」の中でも話題になっていた。
クックロビン…、「パタリロ」のやつだ。♪だーれが殺したクックロビン♪である。
この記事を書くに当たり、その後もう少し「コマドリのお葬式」について調べてみたところ、どうやら日本では北原白秋のほかにも、寺山修司や谷川俊太郎なども訳詞をしているそうだ。また「パタリロ」のほかにも様々な漫画やアニメなどで引用されているらしい。
これでも一応詩人の端くれをしている身でありながら、お恥ずかしい話知らないことばかりだった。
まさかワードの課題で詩についても勉強できるとは思わなかった。
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