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散乱した詩

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ことばの集まり
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#言葉

生きようと思った

生きた証より

今生きる力がほしい

誰かが助からないからって

貴方が生きない理由にはならないよ

忘れたくなる

何かを猛烈に忘れたくなる瞬間がある

明日の予定だとか
今際の際の覚悟だとか
昨日の失敗だとか
言われたままの言葉だとか

考えなければいいのに
考えてしまうこと

それをすべて忘れたくなる瞬間を重ねて
今日まで生きてきた

知らなければよかった

そうだな

出会わなければよかった

寂しいも

悲しいも

辛いも

さよならも

「貴方を好き」も

全部知らずにいられたのに

最終話に寄せて

期待と予感が
手を取り合って心を荒らす

この先にある新しい可能性と
失うと決まっている未来

無邪気に次を期待するには
私は知りすぎてしまった

それでも進まなければ
終われない

終わらなければ
語れない

語れなければ
胸を張って愛したとは言えない

あなたには解らない

一体あなたに
何が解るというのか

あなたの視ている世界に
あなたは居ないのに

私がどうしようもなく
許せなくて

どうしようもなく
愛しいあなたのことなんて

あなたには何も
解らないでしょうに

あなたが思うほど
あなたは些細な存在ではない

私の視ている世界は
あなたには到底解らない

さよならを

きっと貴方はもうすぐ
さよならを言うのだから

せめて最期まで
私に悟らせないで

いつも通り
くだらない話をして

絶望なんてしていられない

ここにもう英雄はいないのだとしても
私達は絶望なんてしていられない

知ってしまった強さの意味を
今更隠し通せないから

貴方のように格好よくはないけれど
立ち上がってみせるよ

貴方にも

貴方にもはじまりがあったのだ
私はその笑顔しか知らないけれど

貴方だって一番最初は
泣きながら生まれてきたのだろうし

信じようが信じまいが

貴方が何を信じようが信じまいが
私には関係のないことだ
社会に生きていないのなら

この大きな営みの中では
そうはいかない

私は貴方が信じているものを
信じないかもしれないし
貴方は私の生活を
否定するかもしれない

ただしそれは特別なことではない
貴方も私も特別ではない

どう?

「どうしたら良かったんだろう」より
「どうしたいんだ?」今は
「どうにもならないから」って
「どうでもいい」なんて嘘だ

目を開けて

目を開けて
後ろめたさも虚しさも
全部受け入れたなら
前を向くしかないでしょ
理由も意味もいらないから
もう一度立ち上がって
見よう見まねでもいい
歩いて行くだけの
勇気だけ持っていよう

言葉の力

言葉の力

言葉が命を奪わないと
本気で思っているのかい?

張り上げた声も
書き連ねた文字も

簡単に誰かを
傷つけてしまうのに

それはこの世で最も
軽い凶器だ