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オーダーメイドで見守る

株式会社みうら不動産 見守り事業部で事業部長をしている『三浦かおり』です。手から暮らしを見守るセラピスト介護士として、手の大切さを伝える仕事もしています。

今回は見守り事業部について、そして、新しいサービスについて書いてみます。


私達の想いと高齢者の想い

当社 見守り事業部を立ち上げた想いは以下のとおりです。

高齢化に伴い単身の高齢入居者様が増加しており、孤独死やトラブルの未然防止、行政への橋渡しをすべく『見守り事業部』を立ち上げました。当社の高齢者対応物件には介護士による見守り支援(定期巡回や生活相談)が付いております。
また、一般のご家庭にも見守り支援を行っています。

株式会社みうら不動産 見守り事業部

認知症にならないように、いつまでも元気で住み慣れた家で安全に、家族のお力にもなりたい、という考えのもと(業界としても孤独死は極力避けたい)、本人、家族、会社やアパートオーナー皆さんの為、と思ってきましたが・・・・。

ある時、気付いたのです。

視点が違っていた

◆高齢者はこのまま家で安全に暮らすだけで幸せなの?
◆会話をする中で、やりたいこと、あるみたいだよね?
◆家族に遠慮しているばかりでいいの?
◆一人で行けないという理由で閉じこもっていていいの?
◆認知症予防って楽しいの?
◆見守られてることでプレッシャーになってない?

ご本人達はまだまだ人生を楽しんでいいのではないですか?

でも、諦めている

◆もう十分楽しんだから
◆お父さんの墓参りも行きたいけど遠いから
◆家族に一人で出かけるなって言われてるから
◆認知症になってもいいんだけど家族に悪いから
◆本当は誰かとご飯食べたいけど友達も亡くなったから

等々・・諦めになる理由はいっぱい出てきます。

それは叶う

多くの高齢者の皆さんと手を触れ合って、話をしてきたからこそ、気持ちのズレや言葉にできない悔しさ、憤りを感じるようになりました。

訪問介護の現場にいた頃は介護保険サービスのケアだけでなく、保険外サービスを利用するお客様もいました。【話し相手】【外出同行】などが主です。

私が担当し印象に残っているサービスは、施設から介護タクシーで大型ショッピングセンターへ同行するというプランでした。車椅子利用の方で、移動介助、排泄介助をしながら、買いたいものを自由に買い物して頂き、昼食は一緒に食べるのです。(昼食代は各自支払い)
その時の利用者様の生き生きとした表情、会話、昼食の様子、今も鮮明に覚えています。とってもとっても幸せそうでした。

その方はご自分の意志でそのような日程を考えて、希望されましたが、道筋を一緒に考え、ご家族の了解が得られれば叶えられることも沢山あるのではないか、と思ったのです。

モヤモヤしていた矛盾に一筋光が射したような瞬間でした。

わがままでいい

高齢者の皆様は我慢を強いられる時代を過ごしてきただけに、贅沢は良くないと思う方が多いような気がします。自分のことよりも周りを考えてくださったり、先が短いからと諦めることが多いようです。

戦火を逃れ、苦しい戦後を過ごし、そして、今まで必死で頑張ってこられた方々が、この飽和状態の時代でも我慢をして世を去っていくっておかしくないですか?

もっともっとわがままでいいのです。
わがままというと語弊がありますが、自由にやりたいことやっていいのです。

生き生きと過ごすこと自体が家族の為になります。日本総研の別な調査では家族が思うこととして…「離れて暮らす親が心配」という結果が出ていながら、「親しい人達と思い出を作ってほしい」という結果も出ているのです。

見守りサポートサービス

だから、当社は考えました。まずはご本人の希望を叶えていこう。それが元気に繋がり、生きがいに繋がり、認知症予防、生きる意欲になると思うのです。そして、家族の為にもなるのであれば、更に嬉しいのです。

今まで通りのサービスは継続し、新たに追加した見守りサポートサービス。3つの柱で高齢化社会を支えて参ります。

①入居者様向け見守りサービス(定期巡回、安否確認、生活相談)
②手から暮らしを見守るサービス(手指運動、ハンドケア、話し相手)
③オーダーメイドの見守りサポートサービス


結局は人と人

どんなに良い食事を食べても、どんなに効果のある薬を飲んでも、どんなに高級な環境に身を置いても、どんなにお金を持っていても、満たされないことがあります。

ある経営者から聞いた話ですが、一人暮らしをやめ、超高級老人ホームに入居したご友人がいるが、「環境はいいが自分には地獄だった」と言い、解約をされたのか、自宅へ戻ってきたという。その後の生活は聞いていませんが、人との関わり、自分らしさ、自分なりの居心地の良さを失っては辛いのだと感じました。

住み慣れた家で暮らすこと、その人らしさを失わないこと、私達は人と人だからできることでサポートします。

お問い合わせは・・

当社見守り事業部のついてのお問い合わせは、ホームページ見守り事業部の問い合わせフォーム、または、お電話でお願いいたします。





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