発祥の店の玄米と宇治抹茶|本物素材の相性を楽しむ「抹茶入り玄米茶」
〈作り手について〉
当店の玄米茶には、「香り・風味・色合い」ともに高い品質を持つ「安永商会」さんの玄米を、30年以上に渡り一貫して使用しています。
安永商会は昭和7年、故・安永繁一氏が熊本県・熊本市に創業した製茶業者さんです。
そして同氏は、国内ではじめて玄米茶を考案し、その商品化に成功。
昭和41年には、「玄米(炒り米)」の製造特許を取得しました。
ちなみに商品開発のヒントは、「ひなあられ」にあったそうです。
現在では、庶民的なお茶として親しまれている「玄米茶」
しかし1932年の開発当時、その原料となる米は大変な貴重品でした。
「米を茶殻と一緒に捨てるとは!」と厳しい非難の声もあり、発売当初は販売に苦労されたそうです。
それでも「それまでのお茶には無かったインパクトのある香りと味わい」は徐々に人気を博していくことに。途中、友人だった宇治市の茶問屋からの協力を得たことも追い風となりました。
そして、創業から90年たった現在。
「玄米茶発祥の店 安永商会」は、品質に対する真摯な取り組みによって、製茶業界のみならず食品業界においても、確固たる地位を築いています。
昭和初期から使用されてきた焙煎機は、メンテナンスを繰り返し、いまだ現役で使用されています。
また、こうした伝統的な製造機器類のうち、主要なものはすべて有機JAS認証を取得。先代からの技術を守るだけではなく、現代の高い安全水準もクリアしています。
安永商会では、「伝統と革新」を両立させる〈モノづくり〉のDNAが、時代を超えて引き継がれています。
〈モノづくりについて〉
「玄米の香り」を最終的に決定づけるのは、やはり焙煎工程です。
写真内の斉弘氏の大きさから、安永商会の焙煎機の大きさがわかりますね。
この焙煎機の中で、異なる温度・時間による焙煎を3回繰り返し(いわゆる「3度焙煎」です)、最終製品に仕上げられます。
焙煎温度は数百度。
気候・気温・湿度の変化が焼き上がりに影響を与えるため、焙煎職人と呼ばれる方が、その出来上がりを日々、片時も目を離すことなく管理しています。
焙煎に加えて、「安永商会のモノづくり」の特徴は、その「香りづくり」を「原料の一次加工」からスタートさせていることです。
効率性を考えれば、一次加工済みの原料を仕入れる方法が効率的です。
しかし、そうではなく、
まさに大手メーカーにはできない丁寧な〈モノづくり〉と言えます。
〈商品について〉
当店の「抹茶入り玄米茶」は、急須から湯呑みへお茶を注いでいただく瞬間に、玄米の香ばしさが一気に立ちのぼります。
そして、この商品のもう一つの特徴は「抹茶」
当店では、玄米同様、原料の抹茶についても本物素材にこだわり、京都・宇治の「丸久小山園」さんのものを100%使用しています。
熊本・安永商会さんから仕入れた玄米と、宇治・丸久小山園さんから仕入れた抹茶に、茎茶などを合組(ブレンド)することで、当店オリジナルの抹茶入り玄米茶ができあがります。
一見すると濃厚な味わいのようにも見えますが、「玄米の香ばしさ」と「抹茶のほのかな甘さ」は、お互いの特徴を邪魔することなく、想像以上に優しい口あたりと軽く爽やかな後味です。
どなたにも受け入れていただきやすい商品のため、当店ではいつものお茶に一本付け足してご購入されるお客様が多いです。
また、外国人のお客さまからも人気が高く、妹の夫(ドイツ人)も愛飲するお気に入りのお茶です。
日本茶専門店だからこそお届けできる本物素材の相性を、一杯の湯呑みの中でお楽しみいただけますと幸いです。
〈販売ページのご案内〉
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同原料のtea bagsタイプの商品です
〈淹れ方&楽しみ方〉
ボトルの水出しには、フィルターインボトルが便利です。