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四月大歌舞伎@歌舞伎座 夜の部行ってきました!

四月大歌舞伎の夜の部に行ってきました!
実は昼の部の2幕目の「七福神」は既に2回行っているのですが、あちらのお話はまた後日。

なお、今回は、演目の軽いご説明とうすーい感想を。
なぜうすーいかと言いますと、
実は今度1等席で観劇するので、落ち着いた感想はその時に。


公演概要


今回の四月大歌舞伎の夜の部は、
1幕目「於染久松色読販」から
    土手のお六 鬼門の喜兵衛
2幕目「神田祭」
3幕目「四季」
です。

公式ホームページは、こちら。


あらすじ

「於染久松色読販」

主人公は、
土手のお六(坂東玉三郎)

鬼門の喜兵衛(片岡仁左衛門)
の夫婦です。

この二人の夫婦が中心のお話です。

非常にざっくり言いますと、

それぞれの目的は違うものの、
100両という大金が必要になった夫婦は、
油屋という店名の質屋を強請って工面しようとするが、
企てが失敗したので、
二人で無様に逃げ帰る
というお話です。

ざっくりし過ぎですね、
わかってます。
歌舞伎座のホームページのものもざっくりです。
タイトルで検索するのインターネット上にいろいろ書いてある作品なので、読んでみてください。。

「神田祭」

こちらは、
鳶頭と芸者が神田祭の中でいろいろ踊る舞踊です。

鳶頭を片岡仁左衛門さん、
芸者を坂東玉三郎さんが演じます。

この鳶頭と芸者は恋人同士。

そのため、途中で、
芸者から、「鳶頭のあなたはモテるから心配だわ。」みたいなくどきと呼ばれる部分があったり、
鳶頭の方もツンデレみたいな態度を取ってみたり、
という感じで続いていきます。

簡潔に言うと、
イケメン鳶頭と美人芸者がお互いにちょっとツンデレしつつ、イチャイチャするのを眺める。
という舞踊です。

はい、
これもざっくりすぎますよね、ごめんなさい。
でも、これしか言いようがないです。

公演で清元をやられる方が、
歌詞をあげていらっしゃる記事がこちらです。↓

これを見ると少しストーリーがわかりやすい、、はず。

「四季」

春、夏、秋、冬のそれぞれの季節をテーマにした舞踊の集合体です。
それぞれが独立した舞踊のストーリーです。

春は、紙雛、、簡単に言うとお雛様っぽい人たちの舞踊です。

夏は、京都の大文字焼き見物に絡む、茶屋の人々とお客さんの舞踊です。

秋は、戦争に行ったまま帰らない夫を思う若い妻が、夫を思いながら踊る舞踊です。

冬は、みみずくとその周囲の木の葉たちの舞踊です。

どんどんざっくり度が増してますね。
でも、説明のしようがないのです。

歌舞伎座に行って、観てください!!!

見どころ

そりゃあ、当然、にざたまでしょ?


一般的な見どころは、
1幕目と2幕目の、
片岡仁左衛門さん と 坂東玉三郎さん
通称:にざたま
の共演です。

お二人とも人間国宝で、
歌舞伎好きは誰でもよく知る大人気のコンビです。

一時は、「もう二度とにざたまの芝居を観ることはできないかもしれない」という状況にもなっていたそうですが、、
様々なことがあり、
近年はなんとか観ることが出来るようになったそうです。

お二人が人間である以上、
お二人のご年齢を考えると、
いつまでお芝居を観ることができるのか、、

見逃す手はありません!

観るだけで、
寿命が伸びた!
と思うほど素晴らしいです。

実は、「四季」も素晴らしい。

もちろん、
にざたまが見どころなのは当然です。

でも、「四季」も素晴らしいのです。
特に、冬!

木の葉たちは、
いわゆる幹部役者(主役もやる歌舞伎の家の御曹司たち)

そうではない役者 
の両方が出演されています。

そのため、
オーラのある落ち着いた舞踊も観ることができるし、
歌舞伎の家のお子さんたちの可愛らしいけどしっかりとした舞踊も観ることができるし、
とんぼ返りなどのアクロバットな動きも観ることができる。

いろいろな要素が詰まっていて、
とにかく楽しいです!

なお、私の隣の席は、イタリア人の旅行者さんでしたが、
終演後にお話したところ、
大興奮、大満足、だったようで、
とても喜んでいらっしゃいました。

台詞のない舞踊なので、
予備知識も、言葉もわからなくても、
十分に楽しめます!

今月は、何よりもにざたまが大注目ですが、
こちらもとてもオススメです!

まだ、多少はチケットがありますし、
一幕見席なら前日発売ですので、
気になる方は、ぜひ!!

では、たたみます!

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英實 尚子
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