会わないことも気遣いのうち
長らくコロナ禍の規制について悩んでいた。
同じ悩みを持った人も多いと思う。
結果、帰らないという選択に私は至った。
それは、私が濃厚接触者の濃厚接触者になるという経験をしたからだ。
普段の生活から気をつけていたのに自分の想像する斜め上からの出来事だった。
なんの症状もないけれど『無症状』というリスクがコロナには有る。
仕事関連でコロナ『だった』人とは関わることがあった。
でも、それとは全然違った。
とにかく自宅待機。
大丈夫だろうと思う自分と『もし』と思う自分がいる。
職場や同僚たちに迷惑をかけたくないのに何もできずただ自宅待機。
休みなのになんにもしたくなかった。
何も手につかなかった。
こんな思いをするくらいなら、もしかしたらキャリアになっているかもしれないと思ったら母に会ってはいけないと思った。
母は今、病床だ。
会わないことも優しさになるのだと自分に言い聞かせて。
今、必ず会わなければいけない理由はない。
リスク軽減の観点から自宅で静かに過ごすことにした。
一人で何日も過ごすのは寂しいけれど…。
今の自分にできることをやろうと決意した。
さぁ、正月休み何をしようか。
寂しさを振り払って、楽しい計画を立てよう。
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