ワークショップってどんなことするの?
私はカメラメーカーさんのセミナーなどを依頼される以外にも、自分自身でワークショップを開催することがあります。
ワークショップとは一体どんなことをするのかをちょっと説明したいと思います。
なお、今回は説明的なお話ですので、どなたにも読んでいただけるよう、全文、無料公開としています。
さて、セミナーとワークショップの違いですが、セミナーというのは一般的には、先生が一方的に教えるという感じですね。
これに対して、ワークショップというのは、参加者自身が考え、行動することで課題をクリアしていくという感じです。
たとえば、ポートレイトのワークショップであれば、こんな風な仕上がりを目指しましょう、とか、こんな表情を狙ってみましょうとか、テーマがあって、それを参加者それぞれが工夫して撮っていく感じです。
もちろん、私自身が実際に撮ってみせて、こんな感じですよという見本はお見せします。
また、スナップであれば、街のカッコいいところを見つけましょう、とか、今回はモノクロ限定で撮りましょう、とかいう具合です。
さらに参加者のみなさんが撮った写真をディスプレイなどに映し出して講評会をするという流れもあります。
ですので、ワークショップの場合、ある程度は参加者のスキルが要求されます。
といっても、初心者向けのワークショップなら、基礎から学んでいただけますし、カメラの使い方やレンズの相談にも乗ります。
ただ、中級者以上向けのワークショップで、1人だけカメラの使い方もままならない、という状態だと困ってしまうこともあります。
ですので、なるべくどれくらいのレベルを想定したワークショップかな?というのを募集要項などから判断して参加を決めると良いでしょう。
また、ワークショップの良さとして、同じようなジャンルの写真を撮る仲間を見つけることもできます。
講師である私とコミュニケーションを取れることはもちろんのこと、参加者同士が仲良くなって情報交換できたりします。
SNSなどでも仲間を見つけることはできるでしょうが、やっぱり直接会った人同士のほうが繋がりやすいというのはあるでしょう。
写真の撮り方が自己流で、「これでいいのかな?」と思うことがあれば、ぜひともワークショップに参加してみてください。
新しい発見があるだけでけでなく、自分の撮り方が良かったのだと再認識することもあるかもしれません。
自己流が良いか悪いかという話ではなく、自分自身の写真は今どういう立ち位置なのか、ということを認識して、次への課題を見つけることが大切なのです。課題が見つかればステップアップもしやすいですからね。
ということで、写真を楽しむという一つの手段として、ワークショップに参加されてみてはいかがでしょう。
いろいろなワークショップがありますが、少なくとも私が開催しているワークショップに堅苦しいものはありません。
和気あいあい、写真を楽しむ!が基本コンセプトです。
みなさまのご参加、そしてみなさんとコミュニケーションできることを楽しみにしています。
塙真一
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