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セラピスト、自分の生活を省みる

私事ではありますが、そして今更なのですが。
私は睡眠をしっかりとろうと思うようになり、ただいま生活改善をしています。

いや、睡眠が大切だっていうことは知っていましたよ。でも元々ショートスリーパー生活で日々を回していたものだから、どうしても時間の確保は後回しになっていました(せめてもの努力としては、睡眠の質改善についてはかなり頑張っていたつもりですが…)。

しかーし!アラフィフに差し掛かって「寝ても疲れが取れない」が常態となってしまっていました。
これはもう年齢のせいなのだろうし、私だけでなくみんなこんなもんだろうと思っていましたが、ある日たまたましっかり寝たら、翌朝びっくりするくらい疲れが取れていたんですよね。そうか、この身体にはもはや「今まで通り」の生活が通用しなくなったんだな…生活を変えていかなければいけない時が来たんだな…と気が付いた次第です。

アロマセラピスト、ハーバルセラピストの名で仕事をする人間としては、あまりにも情けない生活実態でした。

そう、私セラピストなんです。
ここでセラピストって何かね…と改めて考えたいのですが。

「セラピストには医療行為はできない」とはよく言われます。
これって逆に言うと、病気や怪我をしなければお医者さんには診てもらえないということ。
病院に行くまでもない、別に何が悪いというわけでもないけれど、なーんか不調だったり、微妙に「好調」とは言えない状態って、たぶん誰にでもあると思います。原因が思い当たる場合は、自分でそこをケアすればいいのですが(私のような睡眠不足など)、だいたい不調になっている時点で原因を見て見ぬふりしていたり、それが体調不良の原因になると気付いていないなんてこともあって、案外原因に気が付きにくいというのはあると思います。
そんなかんじの、いわゆる「未病」のケアが出来る立場として、セラピストというものがあるのだ、と私は思っております。

私がアロマやハーブを学び始めた10数年前には、すでに言われていたことですが、「これからは治療より予防の時代になる」というのは、本当にそうなのだと思います。超高齢化社会が始まって、コロナ禍を経て、医療崩壊なんて言葉も聞くようになって、年金問題も大変なことになって、もうじき団塊ジュニアが定年を迎えて…って、もう切迫してきた感が半端ない。
こうなるともう、年をとってもそこそこのQOLを保てる健康な身体で、病院にかかる必要もなく、ピンピンコロリで寿命を迎えた者が勝ち!というふうになっていくわけです。

健康な身体を作るのは、やはり基本として食事・睡眠・運動。そしてそれぞれがちゃんとバランスよく保たれていること、です。健康に良さそうなものがあると、何かこう縋りたくなってしまう人も多いと思いますが、縋ってる時点でそれはもう不健康だったりするわけです。

…というようなことをアドバイスできるのが、セラピストです。

だから、アロマセラピストはアロマのことだけ学んでなれるものではなく、ハーバルセラピストもハーブのことだけ学んでなれるものではない(たとえば栄養学、健康学、心理学、解剖生理学などなど、まあ広く浅くですが結構いろんなことを学ばないと資格を取得できないようになっている)のですが、意外と知られていません。
私はアロマとハーブのセラピストですが「アロマがあれば大丈夫」「このハーブティーを飲めば大丈夫」みたいな事は絶対言いませんし、逆にそんなことを言う人がいたら、信じてはいけませんからね!

でも、じゃあなんでアロマとかハーブでセラピストをやってるんだと言われたら、それらの身体への役立て方を知っているからなんですね。
アロマは睡眠の質を良くすることでも知られていますし(探せば論文などもいっぱい出てきます)、運動が足りない人にやる気を起こさせるくらいはできる。アロマトリートメントを使えば、運動ができない代わり…とまでは行かないけれど、肉体に刺激を与えて滞っている老廃物を流したりはできるし。ハーブも香りがアロマと同じように働きかけながら、いわゆる経口摂取ができるので、食事だけでは不足しがちな成分を補給できたりもします。

そうやって、いろんなことをバランスよく取り入れたり、取り入れなかったりしながら、とにかく元気な身体で病気にならないことが、これからの時代を生き抜く術である、と思います!

そういうことをお伝えしていくためにも、私自身がまず健康にならなければ!ということで、2行目に戻る…(エンドレス)

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