「プライスダウン」ー詩ー
毎日郵便受けを確認する
注文した商品の不在連絡票
織り込まれて束になったチラシ
期待は裏切るもの
期待は裏切られるもの
思いを寄せていた人からの手紙は
もう過去の話し
知らせの白い葉書は
ポストを占領している
エレベーターのボタンを押しながら目を通す
支払う保険料に変更はない
保障の金額が変更された
ほぼ半分になった。
“あ、私の命が“
このエレベーターは
建物を突き抜けて
どこか意図しない場所へ
向かわないだろうか
頭では理解している
でも決して人生の一段一段を
容易に登って陽を浴びてる
わけじゃない
クネクネと
ゴロゴロと
バシャバシャと
ザブンザブンと
考えてみなかったことが
考えてみる機会もなかったことが
ほろっと落ちてきたのは
老いるということを
受け止めた それ。
✴︎✴︎✴︎
先日、年上の友人と話していて感じた事を書いてみました。
そのハガキを手にした友人は本当にショックだったみたいで、聞きながら、驚きと共にとても寂しい気持ちになりました。
日本社会を支えてきた人達へのそんな仕打ちはないだろうって。
大袈裟なのかもしれませんがそんな事思いました。
これ、生命保険の話しをしていたんです。私は掛け捨ての保険に入ってますけど、保険も色々あるんですね。
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