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7/4 院ゼミ

主権者教育における扱う題材について

・政治的中立性に配慮している
 ・ヘイトがないようにして事象を扱う必要がある

バーナード・クリック

・イギリスの政治思想家
・単純な政治参加を求める思想ではない
・ポリティカル・シティズンシップについて
・広島系の人:政党が変わったことによって?、クリックレポート前後で力点が変わってきていると主張しがち
 ・本当に変わっている?
 ・樹形図の中身は変わっていないけど、説明の仕方は変わった、らしい?
 ・強調点が変わったりしたかも
・デモクラシーというよりかは政治に寄っている?
・ポリティカル・エデュケーションとシティズンシップ・エデュケーションとは力点が違う

クッリクが避けてきた倫理的な問題(社会的責任)について、どう取り組んでいくか?

リパブリカニズムから見たら主権者教育は重要

クリック・レポートの項目とwell-beingは正の相関がある(先生論文)
・主権者教育はwell-beingに良い影響を与えるのではないか

主権者教育の文脈で「公共性」という単語が出てきた

・リテラシーの意味合いについてもどう使っているかは検討に値する

コミュニタリアニズム、リパブリカン的な側面から

・人権と責任(道徳性)の中庸を主張
・責任についての観点が大事なのでは?
・リベラルな(革新派)内容が多めでは?
・主権者に対するウェイトが多い(?)
 ・価値に対する中立性を担保するのが難しい
・中立的な議論では不足
 ・党派的な議論が必要となってくる=緊張関係がある
 ・党派性の問題を避けて本質的な問題の議論をしたいけど、難しい
  現実の問題に近づけないように、でも現実の問題になるべく対応するように

市民的vertue
・一般的な徳ではない

主権者教育についての論文

小林正弥(2010)「『市民性の教育』の理念と課題」『政治経済研究所年報』、武蔵野大学

『コミュニタリアニズムの世界』にサンデルの対話型授業の詳細載っている

選挙権18歳引き下げについて

18歳引き下げに広げるならば、公共的関心などの教育が必要なのでは?
・リテラシー不足により、社会情勢やSNSに引きずられる可能性がある

・学校内の民主主義が機能していないのでは?
 ・児童自治の普及により、公共的関心が高まるのでは?

子どもの権利条約について

子どもに対する義務や責任は言及されていない
父母に対する義務や責任はある
・パターナリズムなのかどうか?
義務はないけど責任はあるよ
義務についての言葉が子どもたちにささやかれている

子どもに義務や責任を教えるのは賛成
ただ、子どもが育つ過程においては、(民事的にも)子どもに対して義務や責任はない、とのこと

ロックの家父長権に対する批判:現在のリベラリズムのパターナスティリックに対する批判につながっている

ブレア政権「第三の道」

 ・アドバイザー:ギデンズ(エツィオーニもこの辺り?)
・ギデンズは旧労働党左派 
・社会民主主義の刷新 
・ギデンズの言葉遣い(コミュニティ、レスポンシビリティ)は古い労働党から見ればあまり使われなかった 
・このときに主権者教育が盛り上がったらしい(政権交代したから主権者教育が盛り上がった?)
・『福祉の哲学とは何か?』で詳しく書かれているよ

・ブラウン政権の方に影響があったのはあったのかはわからない
 ・ただ、労働党の色彩が減っているから、ギデンズの影響は薄まったかも?

・現在ではエツィオーニが引き継いでいる



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