めちゃくちゃ価値あるプラス2分
出勤する朝の行動は分刻みで、朝ごはん・ニュース番組・身支度と毎日ほぼ変わらぬ時間配分で、同じ時間に家を出る。毎日同じ電車に乗り、出勤打刻時間はほぼ同じ。もはや同じ出勤時間の連続記録が作れそう。
いつもの車両はいつも通り混んでいて、毎回わずかな空間を探して立ち位置を確保する。
いつもの車両は降車駅ホームの階段に近い車両で、降りた乗客に混ざり歩調を合わせてひと塊になって階段を上がる。
最後に改札機のボトルネックを一人ずつ通過していく。
ずっと前からそんな朝だけど、気分良く出勤しているかというとそうでもない。イヤホンから聞こえるお気に入りのミスチルがかろうじてテンションのバランスを保つ感じかな。
もともと人混みも人の流れに合わせて歩くことも苦手な私だから朝の通勤の流れはちょっとしたストレスではあった。
出勤のルーティンなど無意識レベルで見直すこともなかったけれど、
あるとき朝の行動を少しだけ変えてみた。
いつもの車両ではなく空いている車両に乗ってみた。
降車駅ホームの階段からは少し遠くなるが車内の空気の通りが良い気がして、少し深い呼吸をしてみた。
降車後はすぐに改札口へ向かわず、ひと塊で階段を上がる乗客を見送りながらホームの隅で1~2分程立ち止まってみた。
さっきホームに降りた人はほぼいなくなり、そのおかげで階段は自分の歩調でスムーズ上がれた。空いている改札をスムーズに通過できた。
これはすごい!なぜこれまで気づかなかったのだろう!ストレスのない朝の流れを見つけた!
出勤の打刻時間は2分くらい遅くなっていた。2分って結構いろんなことができる時間という感覚もあり無駄にできないと思いがちだけど、
朝の流れを変えたことで増えたプラス2分の通勤時間は私にとってめちゃくちゃ価値ある時間に思えた。
一日の始まりをストレス気分にしない2分だから。