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お目出たき人

お目出たき人おめでたきひと 1911(明治44)
武者小路実篤むしゃのこうじさねあつ 1885〜1976

新選名著復刻全集 近代文学館

武者小路実篤 26歳。
ソフトカバーで持ちやすい。濃いめの赤の表紙が印象的❤️

装丁は画家、有島生馬。有島武郎の弟です。

文庫本をちょっと大きくしたようなソフトカバーの本。文字が大きく読みやすい。

クリンゲル(クリンガー)のエッチング

左ページ最後の行:「口絵はクリンゲルのエツチング集インテルメチーの序畵である」

20代半ばの主人公が近くに住む女学生に恋をし告白。でもあっけなくフラれて終了という話。じつは実篤自身の体験をもとにしているとか・・

この本をちょっと読んでみたんだけど、不思議なことに「note」のエッセイを読んでいるかのようでした。淡々と素直に自分の思いをすらすらと表現。とても今から111年も前の小説とは思えなくて。とはいっても誰しもが20代を経験するわけで・・いつの時代も同じ年頃の人たちって似たようなことを感じているんだなぁって。ただ生きている時代が違うだけ☺️

著者 武者小路実篤(→本名)
発行所 洛陽堂

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