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一握の砂

一握の砂いちあくのすな 1910(明治43)
石川啄木 1886〜1912

新選名著復刻全集 近代文学館

石川啄木 24歳。

薮野椋十やぶのむくじゅう(=朝日新聞社会部長の渋川柳次郎)
友人の宮崎大四郎、同郷の金田一京助に歌集を捧ぐ
亡児眞一に手向く(夭折した長男)

我を愛する歌・・・・・自己愛惜
煙・・・・・・・・・・中学時代と故郷の渋民村
秋風のこころよさに・・秋と自然
忘れがたき人人・・・・北海道にいた頃
手套を脱ぐ時・・・・・都会生活の哀歓

三行書のスタイル


著者 石川啄木
発行所 東雲堂書店

おだやかな風貌の啄木ですが、金欠と遊びで波乱の人生。早い年齢での結婚で所帯持ちになりながらも職や住む場所も点々と人生ハードモード。周辺も家族も大変・・

繊細そうな歌からはイメージしづらいですが、でもそういった過酷な環境下だからこそ書けたのかなと思ったりもします。

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