涙で心の栄養を補給しよう
私は泣き虫だ
1年間で多分100回以上は泣いていると思う
嬉しい
寂しい
悲しい
悔しい
いろんな種類があるけど
1番よく泣くのは何かの作品を見た時が多い
感情移入をしてしまう私は、大切な人が亡くなったり、実は大切にされていたんだよというすれ違いの話だったりすると必ずと言っていいほど泣く
それは、たとえドラえもんでもクレヨンしんちゃんであっても泣く
涙腺が弱くて常に蛇口をひねられているかのように涙で溢れるのは自分でもびっくりするくらい
自分を主人公に重ね合わせて、取り返しのつかない日々を憂うのだ
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泣く時の鼻の奥がツーンとするあの感じ
あ…くる
そう思った瞬間から涙は溢れる
しとしとと泣く
ポロポロと泣く時もあれば、
嗚咽が漏れるほど泣く時もある
どの涙も暖かく、私の心に染み渡る
辛くても、嬉しくても
深く深く奥底まで充たしていくのだ
その思いが消えることは決してない
記憶にはなくても、心は覚えている
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最近は自分に憤りを感じて悔しくて泣くことがたくさんある
泣くな、泣くな
こんな時だけ女の子みたいに泣くな
どれだけ強がっても涙を流すその姿はただのか弱い女の子みたいで違和感を感じてしまう
何もない
悔しい
負けたくない
強くなりたい
そう思いながらなく私は、その姿とは裏腹に心の底は燃えたぎっているのである
奥底でたまったマグマのように、ただひたすらに煮えたぎっている
消して外からは見えないように
大切に心の奥底にしまうのだ
弱いように見えて強い
でもそれを知るものは誰もいない
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いつからか涙を流すことに躊躇をしなくなった
もちろん人前やTPOは考えるが、気持ちのままに流すようにしている
泣くことを武器とはしたくないが、涙は心の栄養だから、必要ならば流す方が自分にはいいと思っている
そうして心は充たされていくのだ
私は今日も泣く
明日も、明後日も泣くかもしれない
その度に心は強く燃えたぎっていく
今日も涙は
私の大切な一部となって
儚く消えていくのであった