名刺代わりの小説10選〜絞りきれない葛藤を添えて〜(前編)
本を読むことが大好きです。
「どうして好きなの?」
こう聞かれても、理由は答えられませんが、とにかく好きなのです。
そんな私が先日見つけたハッシュタグが、名刺代わりの小説10選。
何これ面白そう!! やってみたい!!
と、早速家の本を集めてみました。
ですが正直、なかなか10個に絞るのは難しく…
苦渋の決断で選ばれたのが、この子たちです。
1.52ヘルツのクジラたち
本屋大賞を取り、映画化もされた話題作ですね。
私はダイビングをするのですが、
海の中って本当に静かで美しくて広大なんですよ。
そんな海中を悠々と泳ぐクジラが、仲間に聞こえない声を上げ続ける。
想像した途端にグッと水中に引き摺り込まれたような気がして…
そこからこの物語の虜になりました。
カバーをひっくり返すと出てくる小話も素敵!
2.推し、燃ゆ
推しが燃えた経験(ネットでですよ)ってあります?
ちなみに私は、あります🤫
それがきっかけで私と友人は担降りをしてしまったのですが、この本はそのトラウマをえぐることえぐること!
主人公の何もかも投げ捨てて推しを愛するスタンス、決して嫌いではないのですが非常に危なっかしい…
目が離せない…
あれ…というか過去の私じゃん…?
そんなほろ苦い思いを消化することができた本です。
3.吉永さん家のガーゴイル
私が唯一全巻揃えたライトノベルです。
ざっくり言うと、おてんばな小学生の女の子と、動く石像のガーゴイルが商店街を舞台にドタバタ動き回るほっこりコメディでしょうか。
ラノベということで登場人物のキャラが濃く、登場人物も非常に多いです。
ただどの人も基本的には「良い人」で、最後は明るく解決するので読んでいてとても気持ちがいいです。
主人公達が太平洋戦争中の日本にタイムスリップする話が、一番のお気に入りです。
4.たゆたえども沈まず
原田マハさんによって書かれた、美しくも悲しいゴッホの物語。
この本を読んで私は、ゴッホの絵にどハマりしました。
今まではなんとなく怖いイメージを持っていたのですが、読了後はゴッホ自身の考え方や物の見方、何より彼の描いた絵画にメロメロ!
何より、弟のテオと二人三脚で絵に向き合う姿勢が細かく描写され、まるでゴッホの息遣いを感じるかのよう。
原田さんは「リボルバー」という作品も書いているのですが、こちらもゴッホについての小説となっていてオススメです。
5.逆ソクラテス
伊坂幸太郎さんがね、私は大好きなんですよ!!
その中でもかなり好きなのがこの作品。
物事に対する偏見をかっ飛ばして、体当たりする登場人物たちが最高にかっこいいんです。
自分もこんな人になりたいな、と思える作品ですね。
個人的には「小中学生の課題図書にしてもいいんじゃないか?」と思えるほど、含蓄のある物語集かと。
…ここまで書いていたら、読みかけの本を読みたくなってきてしまいました笑
残りの5冊については、また明日!!