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ライターのスカウトメール、どうやって返信すればいい?【仕事を受けたいとき・断りたいときの対応法】
「スカウトメールが来たけれど、どう返信しようかな……」
ライティングの仕事をしていると、SNSやnoteを通してお仕事依頼のメッセージをいただく機会があります。「記事を書いてくれませんか?」と言ってもらえると嬉しいですよね!
でも、冷静になってみると「どう返信したらいいか」「そもそも仕事を受けるかどうか」と悩むことに。初めて知る企業さんだったり、会ったことのない方だと不安な気持ちも出てきます。
今回は、ライターがスカウトメールを受け取ったときにどうしたらいいか、私の体験談を交えつつ紹介しますね。これからフリーで仕事をしていきたい方や、ライターの営業方法を知りたい方にも役立てば幸いです。
(1)ライター宛のスカウトメールってどんなもの?
最初に、スカウトメールについて軽く紹介しますね。すでにライターとして活動されている方であればよくご存知かなと思いますが、SNSなどで仕事依頼を受け付けていると、メディアの編集部さんやホームページ制作会社さんからこういったメールが届きます。
【スカウトメールの例】
○○様(あなたの名前)
はじめまして。△△社 編集部のXXと申します。
ご経歴やプロフィールを拝見して、ぜひ記事作成をご依頼したく、メッセージをお送りさせていただきました。
よろしければ一度、ご依頼したいテーマや納期、弊社メディアについてお話しができればと思っております。○○様のご希望も、ぜひお伺いできれば幸いです。
ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
最初のメッセージで詳しい条件を教えてくれる場合もあれば、「詳細はメールやテレビ電話で」みたいなケースも(クライアントさんによってまちまちです)。
クラウドソーシングに登録していると、こういったスカウトメールは頻繁に届きますよね。私はnoteとFacebookも使っているので、SNS上のメッセージ機能でお声がけいただくこともあります。
(2)スカウトメールが来たら、まず何をする?
自分宛てに直接メッセージが来たら、自分の気持ちを伝えるためにも、相手に返信したいところです。私の場合は、すでにお取引の経験があるクライアントさんであれば「はい、やります!(忙しくてできない場合は、また次回お願いします)」とすぐに回答します。そうではない場合、初対面の方だったときは、ワンクッションはさみます。
まずやることは、相手方の社名(個人の場合はフルネーム)をGoogle検索。ホームページを開いて、会社概要や事業内容、運営メディアをチェックします。「なるほど、こういう会社さんなのか~」と参考にして、次のメールで聞きたいことや、仕事をやるか・やらないかを考えます。
(ちなみに、メールの差出人がよくわからなかったり、内容的に怪しげだなと思った場合には、自衛のためにスルーすることもあります。ただ、基本的には個別に連絡をいただいた方には、お返事するように心掛けていますね)
(3)断りたいときは、本当に断ってもいいの?
スカウトメッセージをいただいたけれど、「条件が合わない」「興味のあるジャンルとは違う」というケースもよくあります。断りたいときは、素直に「申し訳ありませんが、今回は辞退させてください」と回答してOK。私も、できない仕事やちょっと違うなと思ったときには、お断りの対応を取ります。
【仕事を断りたいときのメッセージ返信例】
△△様(相手方のお名前)
はじめまして。ライターの○○(自分の名前)と申します。
この度はライティングのお仕事につきまして、お声がけくださり誠にありがとうございました。
内容を拝見しまして、「週2本納品」が現状難しいかなと思っております。今回は大変申し訳ございませんが、辞退させていただければ幸いです。
また機会がございましたら、ぜひよろしくお願いいたします。
大事なポイントは「断る意思」をはっきりさせること。メッセージ上では「辞退させてください」と伝えれば、相手に期待を持たせずに、スマートにやり取りが終わるかなと思います。(これが難しいけれど、とても大事!)
最初は「本当に断って大丈夫かな……」「仕事が来なくなるのでは?」と不安に感じちゃうと思うのですが、そこまで心配しなくて大丈夫ですよ。自分が断れば、また別のライターさんに仕事がまわっていくだけなので。私はそう考えて切り替えています◎
(4)仕事を受けたいけれど、条件がよくわからない場合は?
「スカウトメールだけじゃ、条件がよくわからない」
「もっとクライアントの話を聞いてみたい」
「納期や報酬が知りたい。どこに記事が載るのか教えてほしい」
こんなこともよくあります。私の肌感では、一回メッセージを受け取っただけだと「条件が見えない」「どんな記事を書けばいいのかがわからない」はライターあるあるです(笑)。まずは話を聞いてみたいと思ったら、相手方に質問してみましょう!
【質問したいときのメッセージ例】
△△様
はじめまして。ライターの○○です。
この度は記事作成のご依頼につきまして、メッセージをありがとうございました。内容を拝見しまして、5点お聞きしたいところがございます。
・記事の掲載先について
・記事のフォーマット(1記事あたりの文字数、画像の有無)
・納期(取材ありの場合は、取材予定日も)
・報酬(1記事あたりの報酬、振込方法)
・もしあれば、サンプル記事もお願いいたします。
上記を確認次第、検討させていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
こうやってお話を聞いた結果、仕事を受けるならばOKの返事を。条件交渉したい場合は、「納期を調整してほしい」「報酬は○○円でお願いしたい」と希望を伝えます。条件が合わないなと思ったら、仕事を受けることは難しいと判断して、辞退の連絡をします。
ほかにも、「トライアルはできますか?」「一度直接お話しすることはできますか?」などのやり取りも。ここまでやると、時間と手間はかかるのですが、「どんなクライアントさんがいるかを知る機会」そして「ライターとしての自分を知ってもらえる機会」にもなりますよ!
【まとめ】頼まれた仕事も、自分にとってプラスになるかも!?
今回は「ライターがスカウトメールを受け取ったら、どう対応すればいい?」をテーマにnoteをまとめてみました。
判断軸としては「返信するか、しないか(基本は返信する)」「仕事をやるか、やらないか(条件が合えばやる)」だけなのですが、自分の希望や相手の要望も絡んでくるので、すごーく悩ましいところなんですよね。「営業力が欲しいな~!」って私自身もよく思うので、こうして自分の体験ベースでハウツーを書き出してみました。
私の場合は、生活のためにもライターの仕事をしているので、いただいたスカウトメールをきっかけに記事を書くことも多いです。それがたとえ自分で見つけた仕事ではなくて、人から頼まれた仕事でも「やってみようかな!」という気持ちでチャレンジしてみると、経験は増えますから。しかも、意外と「ああ、この仕事はこういうスキルが必要なんだな〜」と、自分で手を動かしたからこそわかる学びもあります。実績も、確実に1つは増えますからね!
スカウトメッセージの扱い方で困ったときは、このnoteが参考になれば嬉しいです。ちなみに、今回紹介した内容はライターにとっては「待ち」の営業法。自分から仕事を探したい方には、以前に書いた「Webライターの仕事の探し方」noteもあるので、よかったら参考にしてみてください◎
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