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なぜ欧米から観光客が日本に? 答えはケビン・コスナーの映画に!

安いから来るんです!とメディアは言うが私は他にも要因はあると思う。

私は外国で暮らしているので家から一歩外に出るとホームレス、薬物中毒者、喧嘩越しに物言う人々を目にする毎日。

刺々しい言葉を言われたり、聞いたり、美しくないものが目に飛び込み マイナスの気(負の気や負の感情)に覆われている感じです。

もちろん優しい人や親切な人も中にはいますが少ないです。

ちなみに私は治安の悪い大都市に住んでいるわけではないけれど直近2−3年の物価高騰、ホームレスの増加、大手IT企業が軒並み解雇をし続けているので着実に治安は5年前より悪化し先行きは悲観的です。

私を含む多くの在外邦人は年に一度は日本へ戻りリフレッシュという名の「エネルギー補給」をして健康バランスを保っています。

つまり一年間の溜まった負の気を洗い流すが如く、日本でプラスの気(正の気)をもらいに行っているのだと最近になって気がつきました。

日本は優しい人が多いし、加えてマナーがいいから正の気の割合が多い感じがします。

米国にもマナーはありましたが崩壊しました。

内陸部はまだマナーはある様だけど海岸沿いの州は終わっています。

いまは何でもアリになり、それは違うんじゃないか?と発言すれば「あなたは差別主義者だ」と言われるおかしな世の中になり、真っ当な意見交換すらできなくなった国になりました。

しまいにはOOの権利、OOの保護を振り翳し極論に走り過敏なポリコレ(ポリティカル・コレクトネス=政治的妥当性)が蔓延しています。

ところで日本で正の気がどのように流れているかというとこんな感じです。
1)丁寧な受け答えをしてもらい心が安らぐ。
 →日頃、戦々恐々とした異国の社会システムの中で生きているから余計です

2)「どうぞ」と言って両手で手渡してもらえるだけで嬉しい。
 →物を投げて渡されたり、粗末に扱うのは外国の日常です

3)上記のように接してもらえると自然と「ありがとう」という言葉がでて正の気の相互作用は完了です。
 →子供でもTHANK YOUと即座に言えなかったり、貴方はOOをやって当然だ!というような決して感謝の気持ちを口にせず上下関係を一瞬で作り出す人が多数いるのが外国です。

日本は業務をマニュアル化して 接客が丁寧なのは当然だ!と言う人がいるかも知れません。

でも人間というものは優しくしてもらったら優しく返そうと行動する生き物でありミラーリング(同調効果)なのでいいと思います。

ここから標題のケビン・コスナーに話を変えます。

野球、ロードムービー、「ここは天国かい? いいや、アイオワだよ。」でわかった人は大正解。

そう1989年制作フィールド・オブ・ドリームスの話です。

観たことがない人はネタバレになるといけないのでこの先は読まずに映画を観てから戻ってきて下さい。(すみません)







はい、皆さんフィールド・オブ・ドリームスを観た方ですね?

農家のケビン・コスナーが不思議な声を聞いたため周囲の反対を押し切ってトウモロコシ畑を潰して建てたのは何でしたか?

そう野球場でした。

その野球場でプレーする人達はなんと今はこの世にはいない亡き名選手達。映画の最後の最後に、全米から続々とこの野球場目指して人々がやってくる…で完。

つまり私が思うに今の日本は世界各国から続々と正の気をもらいにやって来ているような気がしてならないです。

かつては自国にもあった他人への気遣い、感謝の気持ち、尊敬、マナーなど大切なもの、忘れてしまったものに触れるために来日していると思います。

恐らく当人達はそんな事は頭で気にせずに来日しているのですが結果的に日本滞在が心地良かったり、嬉しかったり、元気になったりしていると思います。

そして良い経験をした旅行者は自国に戻り「日本は良かったよ!」と友人に勧め口コミで訪問者が増えるわけです。

日本にいると当たり前すぎて見えないのかも知れないけれど、海外に住んでいると日本の良さがハッキリと見えます。

天皇陛下もロンドンに訪問される前の会見で「一つの国に一定の期間滞在することは日本の外に出て日本を見つめ直す。またと無い機会となると思います。今後とも我が国の若い世代の人々が外国への関心を持ち続け留学などを通して世界中の国や人々との友好を深める機会が増えていくことを期待しています。」とおっしゃっています。

<1:41:46  から>


”日本には価値がある” ーこの価値とは金銭的な意味ではなく訪日外国人が日本人の暮らしに触れるだけで我が身を振り返る『原点』が、そこかしこに垣間見られるからだろう。

ケビン・コスナーがトウモロコシ畑で聞く声「それを作れば、彼は来る」。

全ての日本人のおかげで日本国が存続している限り、外国の人達は忘れたものを思い出すために続々とやって来ると私は思う。




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