授業ノート(方言 その2)
こんばんは。長雨が続きましたね..。ここ数日は先週までと比べたらまだ良い方でしょうか。
少し間が空いてしまいましたが,授業ノート2の続き,言語学概論IIを綴っていきたいと思います。
今回は,語彙レベルでの地域差をご紹介します♪
〜方言の要素〜
1つのある方言を構成する語彙は,次の3つの要素から成り立っています。
①俚言 (方言特有の語彙)
②共通語の語彙→範囲が拡大している
③他地域の方言との共通語彙
ちなみに,①は「りげん」と読みます!知っていたらすみません😅
どうやら②の共通語の語彙といえる境目は,明確に定めることはできないようですね。
〜俚言のあれこれ〜
方言特有の語彙である俚言は,使っている側が方言と気づかない場合があるとのこと。
その原因は,主に2つ。
1つ目は,形式が同じでありながら,地域によって意味が異なる場合。
例:「つる」という語彙。何かを天井などに吊るすといったニュアンスがありますよね。
しかし三重では,「机をつる」という表現があるそうです。机を...まさか天井に??
いいえ。これは,「机を寄せる」という意味だそうです!知らずに突然言われたら,何をすればいいのかあたふたしてしまいそうです。笑
2つ目は,話者自身がその土地でしか通用しないと認識していないと考えられる場合です。
例:みなさんは,これを何と言いますか?
私は,「ガビョー」と言います。
でも,おそらく「オシピン」と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は,大きく分けて東日本では「ガビョー」,西日本では「オシピン」 と言うそうです。
もし他の言い方をする!という方は,是非コメント欄に書いてくださると嬉しいです!🙌
他のモノで地域差のある呼び方をご存知の方も,是非お寄せください!
私が受けた実際の授業では,他にもいろんな例が紹介されましたので,後日また随時ご紹介していきたいと思います😊
(追記)
「出身地鑑定!!方言チャート」
(東京女子大学・篠崎晃一氏)
https://ssl.japanknowledge.jp/hougen/
授業でも紹介されたのですが,是非皆さんもお試しください!
私も当たりました🎯
それでは今日は,この辺で!