ノーチラス会での活動
双極によるうつに苦しみ、相談する人がいなかった僕。
広島には当事者会がなかった。誰かにつらい想いを話したいと思っても身近に聞いてくれる人がいない寂しさ。
双極当事者団体ノーチラス会の存在は以前NHKの番組を見て知っていた。
調べてみると、ノーチラス会は全国に支部があったのだが、広島にはなかった。近いところでは、福岡、神戸。
遠過ぎる。
これでは誰にも相談できないし、この状況をなんとかしたいと思い、ノーチラス会の本部へ連絡した。そして広島支部を立ち上げることになった。
始めてから確か5年目。
2ヶ月に1回開催している。我ながらよくやってきたものだ。今でも継続できている。
この活動を始めて、つらい想いを本音で話すことができるようになった。また人の経験も聞くことができるようになった。
感じるのは、孤独感が消えていったということ。僕だけじゃなかったと思えた。
この活動を続けることで、少しは人のお役に立てていると感じる。自分のためでもある。自分の癒しにも繋がっている。
ただ人と話すだけじゃ何も変わらないよって思う人もいるかもしれない。
最初は僕もそう思うこともあった。でも違った。自分の想いをしっかり話せて、それを親身になって聞いてくれる人がいるというのは、ものすごく心が癒される。それを僕は実感した。
身近なところにノーチラス会の開催をしている所があり、参加してみようか悩んでいる人がいれば、ぜひ参加してみて欲しい。
たぶん目の前のモヤのようなものが消える感覚を実感すると思う。