エコ絵本をシェアすることから始める
「HanaMarcheConnect」では、環境や社会に関連する活動を行っています。
"エコ" 絵本とタイトルに書きながら、そもそもエコってなんだろうかとふと思いました。
「エコバック」、「エコノミークラス」、「エコモード」など生活していると耳にすることもあれば、言葉にすることもあるな、と。
なんとなく漠然と「環境に良い」と言う言葉に結びつけていたけど、間違っていないのかな。
というわけで、きちんと調べてみました↓(今頃...)
エコとは?
①Ecology:エコロジー(生態学や自然環境保護運動)の略
②Economy:エコノミー(経済的や節約)
環境と経済はつながっていて、どちらか一方だけが発展してもうまくいかない。環境問題を世界中で解決していくことで世界の経済も発展し、人びとが安全で豊かな生活を送れるようにと思いをこめて「エコ」という言葉が使われている。
「環境に良い」という言葉の結びつきが間違っていなさそうなので、ここから本題に入らせてください。
エコ絵本をシェアする
環境問題という難しいテーマについて考えよう、と子ども達に伝えたところで、そもそも問題が大きすぎて、大人でさえピンとこないんじゃないかなと思っています。
1年前くらいまで、環境問題について考えたこともなかった、その張本人の一人が私です。
今年の夏の異常気象、2019年末から世界中を驚かせたオーストラリアの山火事など、地球の環境に変化が生じて、次々と目に見えて問題が起こっている。
そんなことを考えながら、環境問題を身近に考えるきっかけをどう作るか、子ども達に私たちが今できることは何かを考え、活動を進めています。
まずは、身近にあったエコ絵本を、地域の保育園、幼稚園、小学校を対象にシェアをする、それが今、私たちにできることでした。
大人が読んでも、全てを1度で理解することが難しい絵本を、単純に子ども達がどうエコ絵本に興味を示すのか、また、幼児教育や保育の立場からエコ絵本の感想を聞いてみたいという思いで、地域の保育園を訪問。
個人差こそありますが、先生と話し合い、人の気持ちを理解したり、自己コントロールができるようになる4歳〜5歳の園児向けに、毎週違うエコ絵本の読み聞かせを行い、子ども達の反応や理解度を確認、園内で読み聞かせた絵本の紹介を、保護者向けにもお手紙でお知らせすることから始めてみることにしました。
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ここで、エコ絵本ってどんなものがあるの?と思った方のために、いくつかエコ絵本の紹介をしていきます。目次のリンクをタップすると一気に飛べますので、興味のあるトピックをぜひ読んでください!
星と海と旅するカヌー (著)内野加奈子さん
星や月、波や風、自然が与えてくれるヒントを読みときながら、遠く水平線の彼方の島を目指す伝統航海。まだ見ぬ水平線の彼方に、星や太陽や風や波と共に旅した人々の物語。大海原の生きものたちや、空から見たカヌー、星空の海、嵐の海、などなど、ページをめくるたびにはっとするような情景が広がります。
ブーアの森 (著)忌野清志郎さん/絵、せがわきりさん/文
木登りが好きなしょうくんは危険に応じて目の色が変わる不思議な生き物ブーアに出会い、人間がしてきたこと、これからしなければならないことを知ります。環境がテーマでありながら、かたくるしさはなく少年と森の精とブーアの会話で物語が進行していくため、小さな子どもたちにも理解しやすい内容です。危機感をもちにくい環境問題について、親子で話してみるキッカケになるかもしれません。
じゅんびはいいかい? (著)末吉里花さん
ねぇ、知ってる? 見えない世界のほんとうのはなし。きみたちとぼくが生きる地球のはなし。地球の環境は今とり返しがつかないかもしれないギリギリのところまできてしまっている・・・「地球のピンチじゃ。人間たちに知らせて来るがよい」お父さんざるからそう告げられ、特別な力をもらった 名もなきこざるが冒険に連れていってくれます。 ―きみも、じゅんびはいいかい?
エコ絵本はいかがでしたか?
エコ絵本から何を学び、読み聞かせがどうなっていくのかは、次回とします。
text:Yuna Yoshiyama
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