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はなまめと本。 『となりの妖怪さん』1巻 noho

夏休みに読むのに、
ぴったりの一冊を見つけてしまって、
ものすごーーくうれしくなる。

田舎に暮らす人々と妖怪の日常を
丁寧に描いている作品。
妖しも人間も同じように
違和感なく暮らしているところを見るのは、
なんだかとても心地良い。

こういう地に足の着いた生活の中の、
日常ファンタジーがとても好きなので、
2回読んで、
更に今日も3回目を読んでから眠るつもり。

天狗の出てくる物語が、
かなり好きなんだな、わたし。

カラス天狗ジローのキャラクターが
かなりカッコいい。
ひそかな楽しみは、
ジローのTシャツの柄。
【This is Nue】って描いてあるのが
一番好き。
是非このゆるい柄を見つけてみてほしい。
あとから結構重要なシーンで
ホンモノのヌエが出てくるけど、
このゆるい柄とのギャップよ。。。!!
って思えて楽しいのです。

ジローって聞いて、
パッと気付かなかったわたしもわたしだけど、
次郎坊のジローだった。
そうだよね!!
カラス天狗でジローって、
次郎坊しかないよね。

お盆のシーンで、
おしょろ様が描かれているのだけど、
神馬って感じで
すてきだった。
そして、小さくなった御姿も可愛い。

猫又のぶちおが、
自分の『本質』に気付くきっかけになるシーン、
泣いてしまう。

誰かが、
誰かを守る、
その時の心持ちに
胸を突かれて泣いてしまう。

そういう大切な、
愛あるたくさんの場面を
しっかり受け止められる作品でした。

アニメ化して欲しい。
アニメ化したところを早く見たい。
もうどこか、動いてるだろうなぁ。

247ページもあって、
大ボリュームなので、
読み応え抜群です。

この漫画を
クーラーの効いた片付いた部屋で
無印のビーズクッションソファーに横たわりながら
読むと、
最高の夏休み感を感じる。

しあわせ。


⇩こちらの1~最新話を読むっていう箇所のまとめ、
こんなに載せちゃっていいのか、ってくらい載っていて、
みんなに読んで欲しい。


作者の方のtwitterはこちら。

【いきなり!ひっそり!天狗が出てくる、よしこのおススメ作品リスト】

『町でうわさの天狗の子』全12巻 岩本ナオ

題名にも天狗って入ってるでしょう?
天狗が主人公なの。
日常系ファンタジー少女漫画。
最後の方は怒涛の如く泣けるシーンがやってくるので、
読み終わると爽やかにスッキリします。

『有頂天家族』森見登美彦

主人公は狸ですが、
狸は天狗につかえています。
京都を舞台に、
面白おかしい事件に次々と巻き込まれて行く
狸・下鴨矢三郎。
狸界、天狗界、人間界の三つ巴で
この世は廻っているのです。
「おもしろきことは良き事なり!
全ては、阿呆の血のしからしむるところなり!」
を信条に、
この世を渡って行く狸の気持ちは、
いつもわたしを支えてくれているのです。

まだまだ原作完結はしていないし、
アニメにもこの先がまだまだあると期待している。


『カラスのいとし京都めし』2巻(連載中) 魚田南

カラスが人に化けて日常に暮らしているパターンなのですが、
実はカラスの身内は天狗になっていた・・・?
というシーンで次巻に続く!
となっているので、天狗が出てくるのが確かと言えるかどうかは、
まだ未定。。。
でも、長い歴史を生きているというカラスは
どこか天狗を想起させるので、
このカテゴリーに入れます!

美味しい京都のごはん屋さんも知ることができるので、
とても楽しい作品です。
電子版は地図も付いてくる!!


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