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みえちゃんち 秀良子
秀良子名作劇場①ってなってるのだが、
②もいつか出るのかな。
そうしたら、すごく楽しみだなぁ。
作者の幼少時代の話をベースにちょっと創作が入った物語が
表題作品。
他にもオムニバスで短編が収録されている。
表題作がすごく好きだった。
幼少時代の時間の流れ方を体感で思い出すような描かれ方。
よく晴れた土曜日に午前中で授業が終わって、
洗う為に持ち帰る体操服の大きな巾着が
歩く度にランドセルの横でぶらぶら揺れて
心地良かった事を急に思い出した。
ぐっときたシーンは、
家では買ってもらえなかった漫画、別冊マーガレットを
拾った500円で買ってしまい、箪笥に隠していたら
親に見つかって問い詰められて泣くシーン。
心が追い詰められて大泣きするまでの間にぐっと来た。
印象深かったのは、
風邪を引いた時に必ず出る小人のおばあさんの話。
そのおばあさんを見た次の日は熱が下がるというのだが、
そのおばあさんの姿がすごくアイヌ民族衣装っぽくて、
もしかして、作者は北海道出身なのかな、って思った。
佐藤さとるのコロボックルとアイヌ語のピリカって言葉が頭を過ぎった。
団地住まいのみえちゃんちのおとなりさん、
イケメン兄弟の話もすごく好きだった。
この人たちがモデルになってるのかなぁ、日比野兄弟は。
イケメン兄弟のリアルその後がちょこっと載っているところが良かった。
うそみたいな、ほんとの話って感じで。
第1話、第5話がここから読めます。
http://yawaspi.com/hideyoshiko/index.html
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