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新しい働き方「介護現場のワークシェアリング」

最近、「ワークシェアリング」という言葉を耳にすることがあります。

「1つの仕事を複数人で分担して行う」こと

オランダにて1980年代に不況を克服するために

労働時間の短縮や雇用の確保などから考えられた働き方です。

また、特定の方に業務を任せていた場合に

もしその方がその業務が行えなくなってしまうと、その業務が

止まってしまいます。しかし、分担することによりそのリスク軽減にも

繋がると言われています。

介護現場におけるワークシェアリング

介護現場の基本はシフト制の1人1人の業務が多岐に渡っています。

また、1人の介護職員の教育にも時間が掛かります。

その上、介護施設や介護事業所同士で介護職員を求めている状態です。

介護職員の需要は増えていますが、介護人材は不足していく一方です。

多岐に渡る能力を求められ、1人に対する仕事量も増えていっています。

その中で新しく考えられ、実際に導入しているサービスや施設もあります。

どのようにするの?

早番・日勤・遅番・夜勤という時間区分で職員を分けるのではなく

「送迎」「入浴」「食事時間」「清掃時間」「レクリエーション時間」

「食後時間」といった業務に合わせた職員配置という考え方です。

今までそれらの行為を1人の方が行っていたことを、作業分担のように

複数の方がそれぞれのパートを行うのが

介護現場でのワークシェアリングです。

これにより短時間の労働や単発での労働などが可能になります。

その業務におけるプロフェッショナルが増えていきそうですね。

メリットデメリット

【メリット】

・業務がシンプルになる

・負担の軽減

・特技を活かせる

・短時間しか働けない人が働きやすくなる

【デメリット】

・多くの経験をする機会が無くなる

・慣れない環境による事故のリスク

・雇用職員が増えるので職員の連携が難しい

・理念などの教育が難しい

介護者不足への1つの考え方

まだまだワークシェアリングという考え方も日本では定着していません

その上、介護現場でも1日や半日の派遣職員は定着していますが

時間でのシフトではなく、業務ごとの職員配置というのは

とても新しい考えなど思います。

これから超高齢化社会はさらに進み、介護職不足も問題になっています。

近い未来、介護現場でのワークシェアリングが定着している

可能性もあるかもしれませんね。


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