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ワンポイント介護講座

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介護について 「ワンポイント」をテーマに配信しています
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2020年6月の記事一覧

認知症ケアで大切なこと

認知症ケアで大切なこと職員のタイミングで「トイレに行きましょう」「お風呂に入りましょう」と 声掛けを行い、「行きたくない」と拒否されると 「もう、どうして行ってくれないの!」と イライラしてしまうとそれは職員目線の介護になっています 例えば1時間に1回のトイレ誘導は職員の都合です 私たちが生活をしていく中でも、他の方に毎時間「トイレに行きましょう」 と言われても「行きたくない」時もあると思います それは、認知症を患ったからといっても同じはずです だからこそ、ど

介護認定までの流れ

もし、介護の申請が必要になった場合 ①市町村もしくは近くの地域包括支援センターに相談しに行きましょう(申請) ②調査員による聞き取り(申請をすると聞き取り調査にやってきますので、調査員に現状などをお話ししましょう) ③コンピューターによる一次審査 ④認定審査会による二次審査 ⑤要支援や要介護認定 このような流れで認定されます 家族介護は介護のプロでも難しいことです。 介護をしているご家族様は1人で悩まずに、先ずは相談に行ってみましょう

介護現場の人手不足問題

今回は介護現場で言われ続けている「人手不足」についてお話をします。1つの解決策のきっかけになれば幸いです。 本当の問題は結論からいいますと【人手不足問題】と【現場問題(職員問題)】は別の問題。切り離して考えないと現場の【人が足りない】という声は解消されません。 問題の整理介護現場では常に【人が足りない】という声を職員からもお聴きすることが多くあります。確かに人手不足の現場もあるのは事実だと思います。しかし、今回考えて頂きたいのが「本当にどの時間帯も人手不足なのか」。経験上

介護のお仕事

こんにちはHANALABです。今回は介護のお仕事について短いお話を2つお話をしたいと思います。 介護のお仕事①介護職員は医者や看護師のように病気を治すことは出来ない。 理学療法士や作業療法士などのようにリハビリをすることは出来ない。 では介護の仕事に何ができるのか。 「その人の生活と笑顔に寄り添い支えること」が出来る。 介護の仕事にしか出来ないこと。 それを見つけた時、介護の仕事がもっと好きになる。 介護のお仕事②高齢になったから、病気になったから、認知症になっ

行動ひとつで「やりすぎ介護」に

今回はどうしても生まれる「やりすぎ介護」についてお話をしていきたいと思います。自立支援に繋げるために立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。 「○○さんに○○してあげたい」がやりすぎ介護に  この人に「○○してあげたい」という気持ちで、介助をしたり、サービスを増やしてしまうことはないでしょうか。ご本人様の要望に沿って対応し丁寧な仕事が出来ればとても良いことですが、どうしても感情が入りやりすぎてしまうことはありませんか。介護職員の思いやりから生まれる行動ですが、思いやりから

介護職員こそ介護保険のプロ

介護保険皆さんこんにちは。HANALABです HANALABでは介護施設の新規立上げや介護コンサルタントなどの仕事を行う上で、介護の行政書類を目にすることがたくさんあります。 その度に思うことがあります 「介護は保険事業」 皆さんご存知だと思いますが、介護保険を活用しながら適切な介護サービスを実施しています。この介護保険というのは、皆さんも加入されている民間保険とは違い公的に運営をされている保険です 40歳以上の方になると保険料の支払いが始まり、通常であれば65歳以